Column ・・・ 北海道美瑛町 哲学の木

 行かないつもりだったのに、今年も北海道に行って来ました。今回は美瑛と富良野だけです。後半お天気が悪かったので、旭岳に登れなかったのが残念でした。去年もロープウェイの架け替えで行けなかったのに・・・次こそは!(いつだろうな〜?)

 美瑛には私の密かな(?)『4大お気に入りポイント』があるんです。美瑛に着いて真っ先にそこに向かったのですが、今回その4つのうちの3カ所が・・・ことごとく畑の養生中でした(^^;耕されて肥料の小山がずら〜っと並んでたり、ビニールシートがかぶせられていたりしていたのでした。ちょっと絵になる風景とは言い難かったので、とほほ・・・と写真を撮るのはあきらめました。

 今回一番お天気と畑の状態に恵まれたのが、この哲学の木だったのではないかと思います。キカラシとジャガイモの花がちょうど満開、麦もきれいな黄色に染まっていて役者が揃った感じでした。カメラマンも多かったですね。

 この木は、ちょっと傾いて立っているところから、何か考え事でもしているかのように見えるので、『哲学の木』という、ちょっと変わった名前が付いたそうです。誰が名付けたのでしょうね?なかなかいいセンスだと思います。けっこう大きくて立派な木なのですが、ぽつんと畑の中にあるのも孤高な哲学者といった雰囲気を醸し出しているようです。

 Landscapeのサムネイルに使っているは1999年、は今年(2000年)同じ所から撮った写真です。ちょっと大きさが違うので見辛いですが、昨年は手前の緑色は葉野菜(?)、左奥はジャガイモ、黄色の部分は麦です。今年は手前にキカラシ、左奥に麦、右奥にジャガイモが植わっています。同じ時期の同じ場所なのに、雰囲気がちょっと違いますよね?麦の色づき具合も微妙に違います。
どうしてこうなるのかというと、連作ができない作物があるので、毎年同じ畑に同じものを植えないようにするのだそうです。だから、美瑛の景色は毎年同じじゃないんですね。その年限り、一期一会の出会いなんです(^^)

 

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