Column ・・・秋の美瑛

 

 秋の美瑛に行って参りました。一度9月に行ったことはあったのですが、10月という季節がこれほど色彩豊かな美しい季節であるとは、実際にこの目で見るまでは知りませんでした。美瑛は何回か訪れていますが、新しい発見の多い旅になりました。
夏のラベンダーの時期にはどうしても行けない方には、10月中旬〜下旬の美瑛を是非お勧めしたいと思います。
では、実際秋は何がそんなに良いのか?を独断と偏見で挙げてみますと、

◆人が圧倒的に少ない・・・オフシーズンですから当たり前ですが、人気の宿もこの時期なら取れますし、景色を見ながら車をゆったり走らせる余裕があります。

◆朝霧が降りやすい・・・秋になると早朝に霧が降りる確率が高くなります。霧の間に浮かぶ丘やカラマツの影はとても幻想的です。それをうまく撮影できればいいのですけれど・・・。

◆大雪山系がきれいに見える・・・ラベンダーの時期にこの山並みを拝むのはそれなりの運が必要ですが、秋なら晴れればかなりの確率で見ることができます。山頂の辺りに雪化粧をしていてそれは美しいです(^^)

◆ニオ積みが見られる・・・美瑛の豊かな秋を象徴するようなニオ積みが見られます。たいていは大豆を天日干しにしています。これが丘の上に点々と並んでいる様子は可愛らしく、牧歌的で北海道ならではの景色ではないでしょうか。

◆白樺やカラマツの黄葉・・・美瑛では、紅葉ではなくて、黄葉と呼ぶ方がしっくりくるような色づき方です。紅葉が見たい方は、もう少し早い時期に旭岳や層雲峡方面に向かうことをお勧めします。

◆この時期にこんなものが!・・・美瑛の丘を高いところからよく眺めてみますと、大地の色と、秋まき小麦の緑とそして黄色い畑のパッチワークを眺めることができるはずです。この時期に黄色ってなんだと思いますか・・・?正体は一つではありません。いったい何の色なのかは、今後を見てのお楽しみ!!(とひっぱてみる(^^;)
 

欠点もいくらかはありまして、

◆工事が多い?・・・今回新栄の丘に観光バス用の駐車場を新設し、新しく道路を作っていました。正直、ちょっとこの工事はやりすぎなんじゃないの?と思ってしまいましたが・・・。なぜ、あの一番いい位置に観光バス用の駐車場を作るのか、理解できない(;_;)

◆寒い!・・・朝霧の撮影には完全武装で行きましょう。私が行ったときは零下になりました。関東の真冬より寒いです(>_<)すでに薪ストーブが活躍していました。このストーブに当たれるのも、ちょっと嬉しい体験です。

◆花が少ない・・・咲いていないわけではありませんが、やはり花が撮りたい人は夏に行かないと無理でしょうね(^^;この時期咲いている紫の花は、ブルーサルビアです。ラベンダーではありませんので騙されないようにしましょう。

◆トラクター注意・・・収穫のためか、大きなトラクターが往来を走っています。邪魔にならないようにしましょう。丘の上にもトラックなどの車が点々と止まっていたりして、絶好のポイントに〜・・・ということも起こります。こちらはよそ者ですから、耐えましょう(^^;


今回は朝焼け、夕焼けが空振りに終わったので、リベンジしたい気分です。できたらまた、10月に行ってみたいと思っています。

 

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