ハイジはバンビ母さんから、前年のワンサに続いて　またまた一人っ子で生まれて来ました。でも、

ワンサと違う点は、ワンサはお腹の中で大きく育ちすぎていて産道に引っかかってしまい超難産で

生まれて来たにもかかわらず、ハイジは超安産で生まれて来た事です。どのくらい　安産だったか

と言うと、バンビの体温が少し下がって来たので　今夜あたり生まれるかな？と覚悟をしていたら

その日の　夕方に何やら犬部屋から「キャン～キキャ～ン」って悲痛な叫び声が聞こえて来たので

とんで行った時には、既に生まれていました。そして勿論　今回もまた育児を拒否したバンビ母さん

に変って、私がミルクをあげて人工保育で育てました。もうそろそろ離乳期に入ろうとしていたある

日、たまたま近くに小粒のドライフードが置いてあったので　半分冗談のつもりで「ハイちゃん、食べ

てみない？」って口元に持っていったら、何と　あっと言う間もなくフードは口の中へ消えてしまい、

その日　以来、離乳完了を終えてしまったと言う食欲の持ち主でもあり、フードをふやかす手間を

はぶいてくれた　親孝行な子犬でした。そんなハイジですが、雷が大の苦手で雷の音を聞くと　気が

狂ったように部屋中を走り回ります。夏になると夕立が降り始めそうな　空模様になった段階で落ち

つかなくなってしまいます。また、食べ物以外では　好きな事と、嫌いな事がとてもハッキリしていて

嫌いな事はどんなに教えても拒否されてしまいます。たとえは、自転車運動なんて自転車を見せた

段階で大暴れでした。ところが、3歳を過ぎた頃から性質が変ってしまったみたいで　あんなに大嫌

いだった　自転車も平気になり、それなら展覧会も一度くらい出陳してみようかな　と言う事になり

3歳過ぎでコリークラブの展覧会デビューして、2回目の展覧会において　見事に12頭のシェルティを

勝ち抜いて　ウィンナービッチと言う大賞を貰って私達家族に大きな感動と喜びを与えてくれました。

そんなハイジも5歳にして　ラウヒンを帝王切開で出産して一児の　母でもあります。勿論ハイジも

また母親のバンビ同様に育児を拒否してしまいましたが・・・・・