PONTA


  2000年3月9日に近所の公園にて 
       拾う。当時、推定で
     生後50日前後だったので
 (生年月日)2000年1月中旬頃

 出生地も両親も血統書名も不明 

 わかっているのは、多分?
    ポメラニアン犬だろうと
         言う事くらいです。

あれは、3月だと言うのに まだ粉雪のちらつく肌寒い日 近くの公園にいつものようにワンコ達の

お散歩に行くと公園の藤棚の下に、何やら怪しげなダンボールが置き去りにされていました。そのダン

ボールはどう見てもペットショップなどで小動物を買った時の お持ち帰り用の箱ではありませんか。

箱に空気穴と取っ手が付いていて、外側には可愛い子犬の絵が描かれていました。けれども鳴き声が

まったくしないので、きっと箱の中身は子うさぎだろうと勝手に決めつけて 誰か通りがかりの人が気付

いて連れて帰ってくれる事を祈りその場を立ち去りました。お散歩も終わり帰り際にもう一度 その場を

通るとその哀れな子ウサギ?の入った箱は誰にも気付いてもらえる事もなく同じ場所に置かれていま

した。このままでは、凍死してしまうので仕方なく子ウサギくらいなら何とかなるだろうと 思い連れて

帰ってあげる決心をして、箱の中身を見てみると そこには予想外にも白ダヌキ?いや 白っぽい毛色

のポメラニアン犬の子犬が鮭の切り身と一緒に入っていました。真っ黒いボタンのような目と鼻がまるで

ぬいぐるみのよう!でも、こんな小さな子犬を寒い公園に捨てたら たちまち死んでしまうとは思わなか

ったのでしょうか?きっと、ペットショップで見て あまりの可愛さにぬいぐるみ感覚で衝動買いをしてしま

った 無知な人間が世話をしきれなくって公園に置き去りにしてしまったのでしょう。こんなに可愛い子

なら、きっと貰い手も見つかるだろうからと思い とりあえず家に連れて帰りました。ところが事もあろう

に 私の父と妹が、その子犬を見るなり気に入ってしまって  私が小型犬は苦手なのを知りつつも

勝手に二人で「ポンタ」と言う、まったくありふれた名前を付けて「家で飼う。」と言い出しました。私は勿論

乗り気ではなかったのですが、父がお散歩を引き受けると言う 条件で結局ポンタは家の子のなりました

。そして、約束道理に毎日、父と出かけています。そんなポンタはチッチャクッテお愛想が良いので近所

のアイドル犬でもあります。チッチャイのに気は強くて 気に入らない事があると直ぐに私達にまで向かっ

て来る、生意気なやんちゃ小僧のポンタ君です。