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(あとがき)


 小さい頃、大好きだった絵本がありました。すごく大好きだったことはわかるのですが、正直読んでもらった記憶はあまりないのです。おかげで、どうして好きだったのかもわからなかったりします。でも、ただ大好きだったことだけは覚えているものです。おかげで、私は幼い頃馬が大好きで、「隣は牛を飼っているのだから、うちでは馬を飼おうよ」という困った子だったようです。もちろん、今でも馬は大好きで、憧れの生き物です。


 それは「スーホの白い馬」というモンゴルの民話をもととしたお話です。楽器の上の部分が馬の頭の形をしている馬頭琴と呼ばれる楽器の伝説です。もともと動物が大好きだったのですが、どうしてこんなに好きだったのか、本当に不明です。もちろん、素晴らしい絵本です。


 幼い頃好きだった絵本って、なぜか忘れなかったりしますよね。どうして好きだったのかとか、読んでももらったこととかも思い出せなくても。私も、この絵本、もう読みたくないとうんざりするほど、母や祖母に読んでとせがんだそうです。後から、かなり笑い話にされるのですが、せがんだ記憶はないのですよね。調べてみると、読みきかせるなら4歳からなどとありました。弟が生まれる前なので、3歳以下だったのは確かです。幼い私があの物語から何を感じたのかは、今となってはわからないのが、さみしいような気もします。


 素敵な絵本はいっぱいありますよね。つい最近では、「おまえうまそうだな」という絵本が店頭で不意に気になってしまい読んでみたところ、あやうく泣くところでした。いつか、私も「誰か」に自分の好きな絵本を読んであげるのでしょうか。


今度は 誰かのために あの絵本を