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(あとがき)


 これは、もうすぐ桜だなぁと想うと自然と思い出されてきたことです。私の地域では、たいてい桜が満開は春休みでした。小学校の校庭に誰ひとりいない光景に、校庭の周囲に植えられ桜の木々がただただ咲き誇り、花びらが舞っている。その光景が不思議で綺麗だったのを覚えています。一枚の絵のような…。何かを送り出してしまった後のような余韻。


 それと同時に、やっぱり入学式というよりは、桜は卒業式なのでさみしい想いをのせた花というイメージもあります。お花見なんてのもありますけど、やっぱり咲くと別れの季節がきてしまい、咲いて欲しい気持ちと咲かないで欲しい気持ちが複雑です。咲いたら、咲いたで散って欲しくない。桜が緑に変わる頃には、何事もなかったかのように時が過ぎていて、生活が回り始めていて、それが楽しくもあり、切なくもあり、振り返ろうとしてざわめく緑に止められる。そんなことを考えながら、今年も春は過ぎていくんでしょうね、やっぱり。


緑の風が吹くまで
もう少し 此処にいさせて
薄紅色の儚い時間