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(あとがき)


 これは、昔祖母の家で留守番をしていたときに2人でよく郵便屋さんごっこをしていた思い出です。はしっことはしっこの部屋をそれぞれの家にして、住所も郵便番号も勝手に考えて決めて、はがきも切手も作って、ひたすら手紙を書くのです(笑)よく何時間も飽きずにやっていたものだと思います。


 その考えた住所がめちゃくちゃなもので、私は木星のてっぺん市でした。いとこは、あいうえ市さしす町に番地でした。正確には覚えていないのですが、木星のてっぺんという突拍子もなく、どこから木星が?というおかしな住所だったことは、今でもはっきりと覚えています。相手の住所の方を覚えているのは、相手の住所しか書かないからです(^^;)


 内容はめちゃくちゃでも、細かく作った本物志向の住所だったので(?)、なんだか今でも届きそうです。そして、あの日の私は木星のてっぺんに今でも住んでいるのでしょうか?今、住所を考えろと言われたら、現実的に住んでみたいとか、そういうのな気がします。あの時は、めちゃくちゃでも突拍子もないものでも、ばかみたいに安易なものでも、すごく素敵なものでした。すごくわくわくしたものです。今はそうではないという訳ではないのですが、今の私が木星に住むのは無理な気がしてなりません(笑)


 最近はメールばかりで、手紙を書きません。そういえば、転校した友達に手紙を書いたりしたものです。手紙って届くと嬉しいものですよね。木星のてっぺんの私に手紙を出せたなら、なんて返事が来るかなぁなんて思いつつ、年賀状のときくらいしか開かない住所録を手にとってみたりする午後なのです。




時折 過去から手紙が届くのです
忘れないでって