タイムマシンに乗って


 タイムマシンって出来るのかな?ある授業での先生の一言がこのことを考えるきっかけでした。。私は出来ないのでは?と思っています。決して止まらない時間。時間だけはどうにも出来ないのでは?それに、出来るのなら、もう未来から来てますよね。まぁ、見つかるように来たりはしないのでしょうが(^−^;)それに、時間と機械というのは相容れない物のような気がして…。

 じゃあ、タイムマシンがあったらどこへ行きたい?この答えには、たくさんあります。謎に包まれた古代を見てみたい。歴史の真実を確かめたい。失われた生き物を目にしたい。思い出の宿る失われた場所をもう一度訪れたい。誰しも、遠い時間の先に想いをはせます。私は、祖母の家に行ってみたい気がします。もう、取り壊してしまって6年が経とうとしています。たくさんの思い出が詰まった宝箱のような家でした。もう2度と目には出来ません。せめて、この記憶の中の風景が風化しないように、ただただ祈るばかりです。

 ここで、気がついたことがありませんか?タイムマシンって何なのでしょう?答えは、時間を行き来することの出来る夢の機械です。実は、上にあげた行きたい過去の場所は全部、過去なんです。タイムマシンって未来にも行けるはずですよね?そうじゃないと帰ってこれませんし(笑)私は、ふと思ったんです。どうして私たちは、タイムマシンと聞くと過去に行くことの出来る機械って思い込んでるのでしょう?もちろん、未来を想像する人もいるでしょう。でも、圧倒的に過去じゃありませんか?タイムマシンが出てくると過去に行くお話が多いのも理由としてあるでしょう。

 私は、過去って失われた感じがするからじゃないかなって思います。逆に未来は、白紙すぎて未来としか言えないので漠然としすぎているから行きたいとは思わないのかもしれません。それに、未来を知ることは幸せとは限りませんし…。過去はもう起こってしまって、この世界からは失われてしまった時間です。未来には行けるけど、過去には行けません。未来は常に新しくなって私の前に姿を現すけど、過去は風化していくばかり…。届かない時間への憧れと切望。



あなたは何処へ行きたいですか?