+春が生まれるところ+


太陽の陽は穏やかなれど

風に肩をすくめる午後

道のはしっこに 小さな青い花

芽を伸ばす やさしき緑があった


足元から湧き上がるような 春

すべてに微笑みかけるように

すべてを包み込むように


いま 空を目指す




気がつかないような足元から
春は包み込んでくれるものです。
これは、ゆきのしたさんのところの
2003春企画 『花一枝』 〜春待つ君に
に投稿させていただいたものです。