+泪の鎖+

振り続けた手を下ろしたときの

空気の音無き音に

かすかにつなぎとめていたはずの

泪の鎖が切れたなら

不規則に足元にちらばる

泪をそっと拾い集めて

もとの鎖へ つなぎとめて

あなたへの想いが

決してへらぬように