冬の夕暮れ、ドアの前。
18:30

ギャラリー画像/ドアの前に座り込む少年

小学生時分、家族が鍵を置き忘れて出かけてしまったため、
(当時のろた公家には家族に合鍵を持たせるという概念は存在せず、
最後に家を出た者が戸締りをし、鍵を隠し場所に置くことになっていた)
遊び終えて家に帰って来ても中に入ることができず、
ドアの前で家族の帰りを待つ、ということがちょくちょくありました。

特に冬は家の中の暖かさを期待するぶん、ドアが開かなかった時のショックも大きく、
寒さに耐えながら待つ10分は1時間にも2時間にも感じられたものでした。
今でも寒いとすぐにみじめな気分になってしまうのは、この思い出のせいもあるかも。


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