◇マンガのような出会いが現実に!?◇
(2004/7/28)
夜11時過ぎ。
コンビニにアイスを買いに出かけた俺は、その帰り道、それは起こった。
なんと自転車の女子高生が、自転車のステテコオヤジに絡まれながら俺の目の前を通り過ぎた!!
仮にも女子高の体育講師だった俺は、これを黙って見過ごすわけにはいかなかった!!
故障した足もなんのその、とっさに50mくらいをダッシュ!
そしてまずは一喝!
「なにやっとんじゃコラァ!!」
驚いて振り向いたステテコオヤジのチャリをつかみ停止させる!!
「なに深夜に女の子つけまわしとんねんコラァ、このスケベオヤジが! 警察呼んだろかアァ!?」
なんでか知らんけど、なぜか関西弁がフイに口をついて出た。
たしかに関西弁ってインパクトと迫力あるからなぁ...3ヶ月前まで大阪人だったしね。
しかしステテコオヤジが反撃に出る!
「ワイかうちの娘にちょっかい出しよってから!」
(注:鹿児島では「ワイ」とは相手のことを指します;関西では自分のことを指すけどね)
俺も負けてない!
「ナニ言っとんじゃコラ、いまこの子に言い寄ってたやんか...」
ん?
ちょっと待て!?
む、ムスメぇ〜!?
急に言葉の勢いが緩くなった。
「え、あ、すいませんなんか俺、誤解してたみたいで」
女の子はオドオドしてる。
すっかりやり場のない俺に、オヤジが強気に出てきた!
「最近怪しいやつが夜にうろついとっでなぁ、ワイじゃねぇとや!?」
なんと娘を心配したお父さんが迎えに出てきていたらしいのだ。
「いや俺はコンビニにアイス買いに行っただけでたまたま見かけて...それにしてもすんませんホンマ思いっきり誤解しました(汗)」
そしたらオヤジ、口調が穏やかになって。
「いやケガとか出なくてよかったですよ、ほんのこてお互いに、はははは」
言い争っていた間にまったく逃げようともせず、オヤジを心配してる女子高生の様子からして、
2番目のパパとかじゃなくて、どうやらほんとに親子らしい...。
まぁ2番目のパパなら、きしんだチャリじゃなくてベンツで迎えに来るよな。
無事和解した後、俺が一言。
「それにしてもそんな格好じゃ間違われても無理ないですよ、俺じゃなくても誤解しますよほんと(苦笑)」
オヤジの横で恥ずかしそうにしてる娘さんが印象的だったなぁ。
・・・って、かなりかわいい子じゃんか(汗汗)
最初は暗くてよく見えなかったけど、街灯で照らし出されたその子の姿は、俺の脳裏に焼き付いた。
あああ。
暴漢から女の子を助けるというマンガのような出会いかと思いきや、ただの誤解と勘違い。
女の子のガードとして来ていたオヤジもオヤジで、誤解と勘違い。
そ〜んなに出来過ぎた事件なんて、そうそう俺に起こるわけないよなぁ。。。
父親じゃなくてほんとに痴漢だったら、この先何かあったに違いないはず。。。
ああ、かわいい子だったなぁ。。。
ちっ、惜しいぜ。
部屋に帰ってちょっとがっかりしながら、アイスを食べてたら。
ダサダサ。
ほんま今日はネタまみれ。