◇2003年/大阪舞洲トライアスロン・日本学生選手権近畿地区予選◇
(レース日:2003/6/8 執筆:2003/5/10・6/4・5・7・10)
ボーンクラッシュ! 2003/5/10
ゴールデンウィークに負傷した左手首。
実は、なんと、折れていました。
痛めた直後から、腫れはほとんどないし、痛みも大したことないので、
様子を見ながらほおっておいたんだけど、
どうにもこうにも痛みがひかないので、病院に行ったわけです。
そしたら、
手首の部分の骨(手根骨)のひとつがクラッシュしていて、
骨膜がセンシティブになっているであろうというわけで。
動かしたり負荷かけたり握力こめたりすると、きりきりと痛みます。
まぁでも、ギブスはしなくても大丈夫そうだし、痛みも許容範囲なので、
大事には至らなさそうです。
ただこの先の予断を許さないので、しっかり気をつけないと、だめってことです。
1ヶ月後にレース控えてるのに。やれやれ。
スイムとバイクは結構厳しいです。
去年はレース前に肉離れとかしたし、ほんともう、身体調整力があれれ? って感じだよ。
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調整と、憂い。 2003/6/4
さて今日は、レース前最後の刺激入れの日。
バイクはまぁ、思ったより走れている感じだし(コーナーで3回ほど冷や汗したけど)、
課題のランも、今日はそこそこで走れた。
あとは、背中と腰のストレス、
そしてなによりも手首の痛みがなくなってくれればなぁ...。
あと4日、できる限り調整しようっと。
今日も、今日のうちに眠ります。
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新たな問題。 2003/6/5
手首が痛いので、テーピングしてレースに出るつもりでしたが、
なかなか厳しい、新しい問題がでてきました。
その1、テーピングが水ではがれる。
水をかいたりつかんだり、水中でもっともダイナミックな動きをする部位である手首に貼っているテープは、
短時間のスイムで、いとも簡単にはがれ落ちる。
その2、ウェットスーツを脱ぐのが難儀。
手を首の後ろに回して、見えないところでマジックテープをはがす作業では、
思ったより手首に負担がかかる。痛い。
早急にこの2点、対策を練らなければ!!
5年目のシーズンを迎えるウェットスーツ。今日、破損部分をちくちく縫った。お金がなくて新しいのを買えない。
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あとは、行くのみ! 2003/6/7
よーし、燃えてきた!!
やることはすべてやった!!
もう迷いもなにもない!!
体の調子は良好だ!!
最高の自分を完全燃焼するぜ!!
いくぞぉおおおお!!!
散る... 2003/6/10
おとといの舞洲です。
さきに結果をいうと、2時間18分33秒、38位。予選落ちです。
あれだけ燃えていたのに、まったくもって話にもなりませんでした。
はっきりいって、恥ずかしく思います。
とにかく、ランが走れなかった。
スイムとバイクはなんの問題もなかった、でも。
レース中はなんでか分からなかったけど、ランがぜんっぜん走れなかった。
あとで考えてみると、原因は、2つ。
手首と腰の故障が響いたことと、もうひとつは練習不足。
ランへのトランジションまでは順調で、インカレも見えていたけど。
それはスイムとバイクで頑張りすぎたことの裏返しだったかもしれない。
ランは走れて当たり前。そう思っていただけに、
ランのはじめから足がほとんど動かなかったことがショックで。
2人、3人とかわされていくにつれて、かなり焦ってきたわけで。
そうなってくると、気力で抑えていた故障の痛みに耐えられなくなってきはじめて、
...もうダメでした。
考えてみれば、レースを模したクロストレーニング、
まったくもってしなかった。
質重視のトレーニングは間違っていなかったけど、
51.5kmのトライアスロンを考えたとき、まだしないといけない練習が残っていた、のに、しなかったんだ。
「スイムバイクのあとのラン」。
今回暴かれた俺の課題は、まさにこれ。
だから今日は雨だったけど、競技場を25周、40分で走った。
バイクのあとじゃないけど、とにかく走らずにはいられなかった。
手首も腰も痛いけど、とにかく走り出さないと気が済まなかった。
俺のインカレは、これで終わった。もう次はない。
抜け殻のようだった昨日をはさんで、今日はそのまま素直に悔しかったし、落ち込んだし、苛立ったし、感情をぶちまけた。
俺の内側に向かって、思うようにレースを運べなかった俺の内側に向かって。
めぐりめぐって、それは表に行動として現れた。
今までのことをいろいろ思い返すと、今回予選通過できなかったことが、すごく悲しく思えた。
なんのためにここまで練習してきた?
なんのためにここまで気持ちを向けてきた?
こんな結末なら、すべては無駄だったのかも?
相当インカレにこだわっていた自分を、改めて感じた。
俺はレース前、レースを楽しんでいると、誰かに言った。
トライアスロンは楽しいものはずと、誰かに言った。
楽しめた?楽しんだ?
うまくいったレースは、たしかに楽しいものだ。
たとえばこんな失敗レースでも、楽しいものなのか...?
終わってから今日まで、ただ苦しくて、悔しくて、やりきれないだけだった。
三種目をきっちり揃えてこないと、クオリファイはあり得ない。
バイクとランで勝負をかける俺は、苦手なスイムを揃えることを考えていた。
当然はしれるはずのランが走れなかった...。三種目きっちり揃えることの難しさ。
それを身をもって再認識した俺は、たしかにレースを楽しんだと、いえるかもしれない。
この悔しさも、楽しさといえるかもしれない。
でないと、もう二度とレースに出ようなんて思わないと思うから。
悔恨の念だけでレースを続けるほど、俺は追い込まれていないから。
しかし...。あああ、終わった。
結局ダメだったかぁ。
インカレ、もう一度行きたかったなぁ...。
もっと練習してたら、予選通過できてたかなぁ...。
でも、受け入れないといけない。他にどうしようもないんだから。
インカレは終わったけど、まだ他の次のレースはあるんだから。
今、なんとか、気持ちの整理を、つけようとしています。