今日、俺の部屋の台所には、青いゴミ袋が２つ。
先々週の土曜日16日に出して以来１週間少し、ゴミを出すのを忘れている。
ゴミの日は、あさって。忘れず出さないと、そろそろ生ゴミが悪臭攻撃をしてきそう。
今風邪を引いて鼻がつまり気味だから大丈夫、とかそういう問題ではない。

ところで、去年大阪に引っ越してきてから、すごく驚かされたことのひとつが、大阪のゴミの回収。
たしかにどこでも同じように、ゴミ収集車が来て持っていってくれるんだけど、
俺の住んでいる地区のゴミの分別は、「可燃物」と「カン・ビン」しかない。
これは俺にとって驚くべきことで、鹿屋に住んでいたころは、たしか５〜６分別くらいに細かく分けられていたし、
中の見えない黒や水色のゴミ袋は使用禁止で透明袋オンリー、最近では有料の市指定ゴミ袋でないと回収してくれない。
それが、大阪に来てみると、こんな感じ。
鹿屋市は、全国でもかなりのゴミ処理先進都市かもしれないと、思った。

で、「可燃物」と「カン・ビン」の二分別しかないと、どうしても捨てられないゴミが出てくる。
そう、「カン・ビン以外の不燃物」は、どうやって家庭で処理していると思います？
ペットボトル、どうやって家庭で処理していると思います？
答えは。





すべて「可燃物」としてゴミに出します





ほんと、度肝を抜かれた。
全部、燃やすんです。プラスチックもビニールもペットボトルも、ガラスも金属も。
大阪に引っ越してきた当初、ペットボトルをちゃんとラベルまではがして分別して「カン・ビン」の日に出したのに、
回収してくれませんでした。

つまり、大阪府内、有害物質の天国。
ダイオキシン、浴び放題。

さらに。

ガラスや金属は、どう考えても、燃えねーだろ！！！

と突っ込んだところで、大阪人はびくともしない。
「可燃物」はつまり、「燃やせるゴミ」なんだけど、
大阪ではどう考えても、





「燃やせ！ゴミ」です。





いくら高温で焼却したとしても、プラスチックやペットボトル、塩化ビニルを燃やせば、有害物質出るでしょう？
いくら高温で焼却したとしても、ガラスや不純な金属を溶かすんだよ、環境にいいわけ、絶対ない。

でも、他に捨てる手段ないし、ラベルまではがして分別してもどうせ一緒に燃やされちゃうんだから。

俺もペットボトルやプラスチック、可燃物として出してますよ！

さらに、ゴミ分別は２つでいいにも関わらず、
「カン・ビン」まで平気で一緒くたにされてゴミ袋に詰めて捨てられているのをよく目にする。
マナーも何も、あったもんじゃない。

騒がしいほど街が発達しているのに、
ゴミ処理やゴミのマナーに関しては、恐ろしいほどに遅れている気がする。
環境やリサイクルのこと、大消費地では考えないのかな...。悲しいです。


→風の軌跡・表紙へ