1906年にイギリスで建造された戦艦、ドレットノート(Dreadnought)の事、当時の新型戦艦。
火力、推進性能、排水量等、従来の軍艦のスペックを凌駕していた。
当時の海軍は戦艦の艦砲射撃が主力であり、巨艦巨砲大艦巨砲時代であった事から、
当時の世界の海軍の“デファクトスタンダード”と成った。
以来、ドレットノート相当戦艦が
“
弩は当て字で、本来は石弓(クロスボウ)の事。
当時の世界各国の海軍は弩級戦艦建造に鎬を削る開発競争に突入し、
大量の弩級戦艦が生み出されることになる。
そして、ドレットノートは“デファクトスタンダード”と成ってしまった為、
自国の保有海軍力を白紙化した戦艦となった。
因みに排水量は17,900t
後の超弩級戦艦“大和”は70,000tである。
比較的近代に生まれた用語用法で、排水量=性能 であった
現代、誇張された表現として“弩級の○○”若しくは“超弩級”と云うものがあるが、
明らかに尺度としては小さいと思われる。
排水量17,900tって現代の軍艦としては普通だと思う‥‥‥
つーか、弩級戦艦自体、遺物と化している。