常々、感じていた日記と云うコンテンツに関する嫌悪感の根源は、
以前考えていた文書構造のマークアップの不全性の問題ではなく、
WebSITE構造の利便性の問題であると云う事に気が付いた。
日記の文書構造のマークアップは寧ろ推奨されうると改心したが、
それでも、WebSITE構造の利便性は優先されるべき重要なテーマである事に変わりは無い。
日記はその構成上、上位に“日付”、次にあれば“タイトル”、下位に、“内容”と成り易い。 此れを文書構造のマークアップの不全性と考えていた。
内容。ぶらっとタバコを買い足しにでてフラフラと本屋に‥‥‥
タイトル: 陰陽ノ京 巻の二 ISBN4-8402-2033-6何、イラストが田島昭宇じゃないじゃない。まあ、此れは此れで善いかもしれないですな。 つーか、直前までイラストが不明だったところ見ると、田島昭宇のスケジュールが合わなかった可能性大ですか
上記のようなサンプルがあるとして、
重要度の度合いから考えると、先ず、内容。
次に、インデックス化を考えればその内容を端的に表すタイトル。
又、タイトルを補足する意味で日付。
と云う流れが正しいと思う。
そして表示を加味して論理的に考えマークアップするならばこの様になるだろうか
内容。ぶらっとタバコを買い足しにでてフラフラと本屋に‥‥‥
タイトル: 陰陽ノ京 巻の二 ISBN4-8402-2033-6何、イラストが田島昭宇じゃないじゃない。まあ、此れは此れで善いかもしれないですな。 つーか、直前までイラストが不明だったところ見ると、田島昭宇のスケジュールが合わなかった可能性大ですか
ふむ。
増長な表現を削れる。タイトル: とか日付: 内容。とかは見れば解るしマークアップしているので不要。
今日の買い物と云う表現も“今日”が何時なのかが不明瞭なので変更。
ぶらっとタバコを買い足しにでてフラフラと本屋に‥‥‥
タイトル: 陰陽ノ京 巻の二 ISBN4-8402-2033-6何、イラストが田島昭宇じゃないじゃない。まあ、此れは此れで善いかもしれないですな。 つーか、直前までイラストが不明だったところ見ると、田島昭宇のスケジュールが合わなかった可能性大ですか
こう云うのが、日記のマークアップとして正しいと思う。
まあ、上記のような記事は“日記”と云うカテゴリー分けすること自体間違っている。
“買い物”もしくは“購買記録”と云うカテゴリーが相応しい。
つまり、“日記”と云うカテゴリーの場合は、寧ろ、
ぶらっとタバコを買い足しにでてフラフラと本屋に‥‥‥陰陽ノ京 巻の二 を思わず買ってしまった。
書店のレジのねーちゃんが同じ小学校出身の近所の人だった。エロ本買わなくて良かった。冷や汗。
何、イラストが田島昭宇じゃないじゃない。まあ、此れは此れで善いかもしれないですな。 つーか、直前までイラストが不明だったところ見ると、田島昭宇のスケジュールが合わなかった可能性大ですか
と為るだろう。
大体、生きている人間の“日記”というモノを公開するのは日本独自の文化らしい。
“日記文学”と云うカテゴリーもあるし、
日付順‥‥‥時系列で日々起こった事を
止め処もなく書き続けると云う日記のスタイルが
論理的な文章を書く文化の無い日本人嗜好にマッチしているかも知れない。
まあ、そんな感じに日々生産され行く無数の日記がインターネット上に分布し、蓄積されゆく。
すると、サーチエンジンで検索かけるとヒットする。
開いてみると、過去の日記一覧に既に流されていて、探す事になる。
良いところで一ヶ月単位、ヘタすると一年単位の情報から探さなければならない。
せめて、的確なタイトルが付いていれば良いが、そんな事は稀である。
“3月8日”とか“3月12日”と云うタイトルが付いている。
結局、日記を凡て落として、GREPとかのお世話になる訳である。
こう云うことがWebSITE構造の利便性が悪いと感じるあたりである。明らかに私怨ではないか