’02全日本マウンテンサイクリングin乗鞍


今年もついにやってきました乗鞍。毎年申し込みで脚きりがでる超人気大会。今年も参加できて僕ぁ幸せだなぁ〜。
「乗鞍よ、私は帰ってきた」
しかし申し込みで1万人くらいの申し込みがあるらしい。来年ははたして出れるのだろうか?

今年は去年一緒に参加したダックスの山本、中田両ご夫妻。J組のF巻さん。871君。そして初参加のやましたくん。
去年自転車人生最大のケツ痛に襲われ今年の参加が危ぶまれたしまじろうの8名の参加。

金曜日の23時に岡山を出発。途中京都へ左遷?された871君を拾うため、京都へ。
土曜の2時ごろ京都着。871君を拾って、その先の大津S.Aで山本号と合流。一路長野へ。

今回メッチャのんびりの旅だったので、11時ごろ長野到着。
ちょっと早めの昼食をとる。もちろんおそば。おいしかった!!




お腹もふくれて一之瀬の駐車場へ行くとパンクブロスの凸凹コンビが待ち構えていた。
彼らは温泉に入りながら下道を通って長野まで来たらしい。
彼らのバイクを見ると・・・やっぱり軽量化しとる。
やはりヒルクライムの基本は軽量化。
乗鞍スペシャルは伊達じゃない!

で、今年初参加のやましたくんもいるので車でコースを下見する事にする。
来年から一般車の乗り入れが禁止になるので車で下見できるのも今年で最後かなぁ。
やっぱり長い。登れど登れど坂ばっか。
ホントは前日の自転車での試走は禁止されてるのに登ってるやつがいる。
ルールを守れないやつにスポーツする資格はないと思うのでああいうのはチェックして
失格にしてほしい。皆さんモラルある行動をしましょう。

とりあえず頂上の手前の駐車場まで登る。
外に出るとめっちゃ寒い〜。車の温度計で見ると11度。もう冬やんけ。8月だろ、いま?

とりあえず下って睡眠不足のため宿に行く事に。
去年もお世話になったペンションせせらぎ。



荷物を置いて、疲れてるので休もうとも思ったけどちょっとでも走って体を慣らしておくため
アップ程度に走る事にした。標高も高いし、ある程度慣らしておいたほうがいいだろう。

その晩は宿のおいしい食事をたくさん食べて早めの9時に就寝。


いよいよ決戦の朝。4時起床・・・・・・早すぎるんじゃぁ〜。眠い。




朝飯のおにぎりを食べながらストレッチ。
さくさくっと準備をして、集合場所の駐車場への坂道をアップがてら登る。
なんだか体の切れはよくないなぁ。寝不足か?

駐車場に到着するとすでに結構な自転車が並べてある。
でもまぁ半分よりは前に並べれた。MTBクラスは参加人数も多いから、スタート位置は
結構重要だ。


色んな自転車がいっぱい

同じMTBクラスに出る自転車をチェックしてみるとタイヤはやっぱりマキシスのフライ・フェイトが多い。
そりゃそうだわな。ブロックカットしなくても330gしかないんだから。

スタートはチャンピオンクラスからスタートしてMTBクラスは1番最後。
MTBクラスは参加人数が多いので2組に分かれててしまじろうはMTB1組のスタート。
他の岡山勢はsouuさん1組。やましたくん、みっちぃ、BRU豆。君。GF@君は2組スタート。

いよいよスタート時間が迫り、待機場所の駐車場からスタート位置まで移動。
去年は結構前の方に並んでたのにもかかわらず、スタート位置にきたら真ん中より後ろに
なってたので今年は横入りや割り込みに注意しながら移動。
去年よりは前のほうのスタートだな。

スタートのカウントダウンを聞きながら意識を集中。やはり2回目の今年は落ち着いてる。
7時56分スタート。
多少合図から時差があって動き出したが右側からロケットスタートで抜いていく。
今年は最初の左コーナーでもトップが見えてる。かなり無理をすれば追いつけそうだが
ここで足を使ってしまっては後半がたれてしまうので我慢して抑えて走る。
しかしトップは集団になってるようだ。ドラフティング効果でとんでもないスピードで
走ってるようだ。この時点で間延びしてしまった集団を単独で走る事になり
スピード的にはあまり出てない。後ろからも速い人が来ない。

ふと気づいたんだけどタイヤがなんかぶれてるぞ。昨日はなんともなかったのに。
でもここで止まるわけにもいかんしそのまま走る事に。

第一チェックポイントまでは傾斜も緩いので攻めどころ。ここでのタイムは重要だ。
しかし去年後半に地獄の苦しみを味わってるため、どうしても抑えて走ってしまう。
第一チェックポイントを22分くらいで通過。このあたりからコースもきつく道幅もせまく
なってくるため混雑してくる。去年よりあきらかに渋滞してる。
スキー場のリフトを過ぎたあたりで聞き覚えのある声が聞こえる。

2組スタートのみっちぃが4分後にスタートしたにもかかわらずもう追いついてきた。
くっ、中間点を前にして早くも・・・パンブロのみっちぃはバケモノかっ!
「トップ?」って聞いたら「2位」恐ろしい。でもさすがみっちぃ、速いわ。
「まだだ、まだ終わらんよ」
ちょっと気合も入ったのでしばらくついていく。
無理をすればついていける。しかしトップ争いをしているみっちぃにこのままついていって
はたしてもつのだろうか?ここは無理せず勇気ある撤退をすることに。

今年はほんとに人が多い。どこもかしこも大渋滞。
しばらくして中間点に到着。タイムを見てみると36分。おっ、去年より2分早い。
抑え目に走ってこれなら今年は1時間20分くらいで走れそう。

しかし乗鞍はここからのつづら折れがきつい。
渋滞してて皆傾斜の緩いアウト側を通るため、追い越すためにはきついインを通らなければ
ならない。しかし去年それで足を使ってしまったので今年は無理してイン側を
差さなかった。結果これがペースダウンの原因に。
「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」
いや、もうじじいか。
しばらく自分では気づいてなかったが周りのスローペースにはまっていたら
後ろから「なにちんたら走ってんですか!!」とパンブロのBRU豆。君が追いついてきた。
「まだまだぁ」
闘争心に火がついたのか今までにないハイペース。やっぱ抑えてたから
力は残ってる。

しばらくして第2チェックポイントに到着。給水をしようと思ったが、大渋滞。
後ろからBRU豆。君も迫ってきてる事もあり、あきらめてそのまま行く事に。
第2チェックポイントを過ぎるとすぐ残り5キロの看板が。
去年はこっから急に体が重くなったが、今年はまだ余裕はある。しかし空気が薄いので
なんとなく呼吸がえらいかなぁ。スイッチバックが続いてやはりインをついて抜かなければ
ならないので脚を使ってしまった。

残り4キロくらいになってついに痺れを切らしたのかBRU豆。君に抜かれる。
ついて行こうと思ったがちょっときつい。まだ残りの距離を考えたら無理は出来ない。この軟弱者!

残り3キロ。誰だか挨拶してくる。ふと見ると元ダックスのチームメイトだったうらちさんだった。
しばらく併走して話をするがそんなことしてる場合じゃない事に気づく。
去年はこのあたりでめっちゃお尻が痛くなってダンシングをしたとたん足がつって
最後メロメロになったが、今年は序盤から積極的にダンシングして筋肉をほぐしてたので
まだまだ快適。アソスのレーパンも効果的。「去年の俺とは違うのだよ、去年の俺とは」。
頂上前のライトウェイの応援も去年は返事する余裕もなかったけど
今年はこぶしを振り上げて大声で叫んでた。

このあたりになると周りは皆へろへろだ。そんな中大阪大学のジャージを着た若者が
後ろから来た。とりあえず彼を目標にしよう。抜きつ抜かれつ、といっても2組スタート
の彼は4分差を詰めてきたわけだから俺より前だが、密かに対抗心を燃やす。

そして最後のコーナー。あれを曲がればすぐにゴールだ!!
渾身の走りで残ってたエネルギーをペダルにこめる。
そしてコーナーを曲がった。????
げっ!しまったもう一個先だった!!
この段階でいっきにテンションが下がってしまい、空気が薄いためがスパートかけた
ダメージも大きく、かなりペースダウン。
タイムを見るとすでに1時間20分を超えてる。こりゃ後半の落ち込みが激しいな。
去年よりぜんぜん余裕があるのにどうして??

なんとか去年のタイムは上回りたい。最後の力を振り絞る。
ゴールは手前50メートルくらいから2つに分かれててそっからは追い越しが禁止らしい。
スパートかけたいけど前に4人くらい詰まってる。
結局のろのろとゴールする羽目になり、手元の時計で1時間24分05秒。
だいたい去年並みか。まぁ今年の不調を考えれば上出来か。

頂上も大渋滞。荷物をとりにバスに行くのもにも苦労した。
そうこうしてるうちにやましたくん、GF@君も上がってきた。彼らはかなり渋滞にかかったらしい。
結局ゴールしたあともすぐに前にいって避けないからゴールラインで詰まってゴール
出来ないんだよね。来年には何とか改善してもらいたい課題ですね。
でも楽しかった!!来年も絶対出るぞ!!



頂上も大渋滞


岡山勢で記念撮影

6位入賞のみっちぃ おっさんもがんばりました 大雪渓、8月なのにスキーしてた
やましたくん、みっちぃ、GF@君 男子MTBの表彰式 うれしそうなみっちぃ
女子MTBクラスはRieさん3位入賞
ちなみにこの3人私のタイムより
速いです・・・
元岡山女子最速の二見さん
さすがの入賞
今年もこの2人が山岳王でした
男子の村山さん、女子の高橋さん