2002吉備高原2H耐久レース


8月某日 バイシクルプロショップなかやまにて

しまじろう 「せおくん今度の吉備高原のレース出るの?」
せお 「うちのメンバー誰も出ないんで1人で走ろうかと」
しまじろう 「そんなら、うちと一緒に走ろう!俺とせおくんとやましたくんなら
結構ええとこいけるで」
せお 「じゃぁ、お願いします」
しまじろう 「このことはよそのチームには内緒やで、とくにパンブロには」

このような会話が交わされていたことはヒミツである。


そして9月8日

吉備高原の駐車場に乗り込むとおなじみのパンブロの凸凹コンビが
「なんなんですかあの秘密兵器は〜きったね〜」
などと言ってきた。
はははっ、その一言が聞きたかった!
しかしルールでは1チーム4人まで認められてる。
ぜんぜ〜んノープロブレム。

あと警戒していた今年の岡山の耐久を荒らしまくってる強豪
ビアーズも2人チームで結成してるようだ。
ふふふっ。チャ〜ンス!!

他にもかなり速い人が出ているがソロで出てるからたぶん
ペースは遅いはず。

レースは1周1.7キロのコースを2時間で何周出来るかを競うもの。
とりあえず作戦としては1番速いせおさんをトップバッター。
耐久レースではエースを最初に持ってくるのは鉄則だ。
2番手しまじろう、3番手やました。

他のチームより一人多いので当然一人あたりの周回数が少ない。
ということは疲れが少ないから最後までハイペースが維持できる。

パンブロの2人は強力だ。
乗鞍6位のみっちぃと、20位のBRU豆。君。
純粋な速さで対抗できるのはせおさんだけ。

しかし吉備高原のコースはきつい。
2人だと後半きっと疲れるはず。そこが狙い目だな。

9時30分レーススタート。
うなりをあげて各車スタート。
激坂で観戦してるとせおさんがトップで帰ってきた。
さすがJシリーズで上位を争うだけある。速い。

その後方にやはりパンブロのみっちぃ。これまた速い。
うちは3周交代のローテイション。
3周目が終わってせおさんとみっちぃが同時にピットに入ってきた。
パンブロ2番手はBRU豆。君。
先にパンブロがスタート。すぐあとをしまじろうが追う。

BRU豆。君はすごいハイペースで飛ばしてる。
しまじろうも負けずについていく。

しばらくしてピット交代のすきにトップに立っていたアントリオンの
souuさんに追いつく。
souuさんは4周目に入ってるのでさすがにペースが落ちてる。
後ろからBRU豆。君に「抜け〜!」と声をかける。

登り終えると下りの砂利道。
BRU豆。君は下りが苦手らしいので追い越すチャンス。
しかし追い越すどころか離されてる!?

やっば〜!そのあとの登りで差を詰めるがめちゃきつい。
2周目に入っても差はテール・トゥ・ノーズで走るがこのままではやばい。

3周目こっちが先に根負けしそう。
前半のだらだら登りで周回遅れに引っかかってついに離されてしまう。

くっそ〜。下りでも姿が見えん。
必死で追って激坂に差し掛かったらよたよた登ってる。
よしっ!疲れてるな!
クランクを目いっぱい回して追いつく。ほぼ同時にピットイン。

パンブロはまたもやみっちぃ。うちはやましたくん。
やましたくん必死にみっちぃに食らいつくが徐々に差がつく。
しょうがない相手は乗鞍6位。速すぎる。

3周終わって、みっちぃが帰ってくる。やましたくんは4,50秒遅れたが
みっちぃ相手にその差は大健闘。

うちはまたエースせおさん。パンブロはBRU豆。君。
さすがにBRU豆。君はきつそうだ。2人だとやっぱほとんど回復
しないまま走らないといけない。

ここで順位が逆転!!
せおさんが先に帰ってきた。

しまじろう2回目の登場。しかし前にも後ろにも見える範囲に競争相手
がいないのでどうもペースがわかりずらい。
とりあえずストップウォッチのタイムでそう悪いペースではない。
3周で18分はかかってないから1周5分台の後半。

後ろのみっちぃにびくびくしながらやましたくんに交代。
やましたくんもがんばってトップはなんとかキープ。

最後をせおさんに託す。
パンブロもBRU豆。君がふらふらになりながらも25秒差まで詰めみっちぃへ。
みっちぃ鬼神の走りだ。ちょっと怖いぞ。

息を呑んでせおさんの帰りを待つ。
見えてきた!後ろは来てない!ガッツポーズをしながらせおさんゴール。
やりました!ついに優勝!!

しばらくしてみっちぃゴール。強敵だった。

ちなみに男女混合のミックス組はsouuさんRieさん。
レディース組はチームSatoMasaでした。

正直なとこレースの前から優勝をはっきり意識して走ってたので
高いモチベーションで走れました。やっぱりトップ争いは気持ちいい。
はっきり言ってパンブロの速さは予想以上でした。2人でも
ほとんどペースが落ちないって・・・恐ろしい。
やっぱ3人にして正解でした。
他の速いチームが3人で出てなかったのは幸運でした。とくにビアーズ。
あそこはメンバーが満遍なく速い。選手層の厚さは一番か。

今回はデジカメを忘れたので画像はありません(泣)

参加のみなさんおつかれさまでした。
一緒に出てくれたせおさん、ありがとうございました。
次の目標はソロでの優勝!!