CasComp 6V6ppアンプ

 黒田徹氏が開発した超低歪ドライブ回路の真空管CasComp回路(元はP.A.Quinn氏開発)を使用した6V6ppアンプ。
3極管とOpampによる簡単な回路構成で3極管のμやRpに関係せず、ハイゲインと超低歪が得られる便利な回路。ゲインは3極管のカソード抵抗とプレート抵抗の比だけで決まり、40dB以上ものゲインが簡単に得られ、かつワイドレンジでもある。
同じ構成でムラード型の真空管位相反転回路と比較した。より低歪となっているが出力段の歪が残っているのでそれほど低歪とはなっていない。               参考:ラジオ技術2008年4月号p139