SCD-XE6 DSD->PCM追加改造

   エレクトロアートさんという方がDSD信号をPCM(S/PDIF)に変換するデシメーションフィルターを作成していたので、SACDのデジタル再生に早速この基板を入手。
 出力は88.2kHz、176.4kHzfs切換の24bitのS/PIDIF出力で、内部のフィルター演算精度も充分そうなので楽しみだ。内容は詳しくないのでパスするが、DSDのL,R,bit,Masterの4信号があれば演算変換したPCM出力が取り出せる。SACDも内部でこれらの信号線が取り出せるものなら変換できる。


 私は この後酷使する予定もないので、組込みはわざわざ新品のSACDプレーヤを買うまでもないだろうと色々改造を重ねてきたSCD-XE6を利用することにした。
  このプレーヤを使った理由のもうひとつは何といってもDSD信号がコネクタに明示されて並んでいるので、配線が間違いなく楽にできるところだ。電源5Vも手短なところにある。
 

 追加した基板は写真上の右側の小基板で、本体のタップが立っているリブに友締めでZ金具を使用して1箇所で固定している。軽いのでそれでも問題ないだろうと判断。基板上は購入時点から5V供給の3端子と出力のアイソレーションにアドミンのコアを使ったデジタルトランスを追加している。
 組み上げて電圧を確認後、SACDで無事一発で音が出た。ノイズなどに悩まされている事例もあるようだが、配置がよく引き回しも短かった為か特に問題はなかった。残念ながらPCMは176.4kHzfsに切り替えられるのだが、再生できるDACが手元にないのでまだこちらは未確認。

 現行システムではデジタルだと直結でデジタルチャンデバに入るが、アナログだとプレーヤのD/AにデジタルチャンデバのA/Dが入る分やはり細かい音が消えがちになる。まあ聴き易いと言った面はあるが、やはり直結にはかなわない。
 単純に良質なDACを使用した場合とプレーヤのD/A出力の比較は判断が難しいところ。DSDは独特の滑らかさがあるがやはりここはDACの性能次第だろう。176.4kHzfsで早く比較してみたいところだ。

*後日ウォルソンのWM8741チップを使ったDACを製作、176.4kHzfsでの再生も聞けるようになった。面白いことに88.2kHfsとは大分感じが違う。88.2kHzfsは大分ソフトで広がりのある再生だが、176.4kHzfsだと解像度が上がり細かいところまでよく解るが、その分雰囲気は狭目に感じる。
 それとなぜかDACを通してデジタルチャンデバにアナログで入れたほうがデジタル直結よりも良い感じがする。余計なD/A,A/Dが入るにもかかわらずよく感じるのは不思議。(2009/10/16追加)


 以前海外某所で同じような基板もあったが、最近は海外メーカでも同じようなスペックが見られる。著作権問題が絡むので国内メーカでは難しいかもしれないが今後この仕様が認知されるようになるのか注目される。
 ダウンロードによるハイサンプリングも興味があるが、既存のSACDも同じ土俵に入ればデジタルオーディオももう少しは活性化する?かも。

 2009/8/8 記
 2009/10/16追記