トーレンスTD-126IVプレーヤ
これは元は友人が使っていたオートプレーヤらしいが、廃棄するということでバラバラにされていたのををもったいないから引き取って組み立てなおしたもの。
一度トーレンスのプレーヤも聞いてみたかった。
渡されたのは回りの突き板仕上げの4枚の板とフローティングのターンテーブル本体のみであった。そこでサイドを組み直し、底板は自作でつけた。そこにフローティングのターンテーブルを高さを合わせて組み込む様に組み立てるのだが高さ調整もないので苦労した。元の寸法が決まっているのでこの辺の按配が難しい。トップはフロントが少し余るのでここは独自にパネルを入れ込んだ。
回転系はインナーターンテーブルのベルト駆動だがモータはシンロクナスモータでなく、FGサーボのDCモータだ。勿論制御回路も無いのでここから作らなければならない。LPプレーヤの回転数はかなり低いのでモータも通常よりは低速となり制御がむずかしい。かつFG制御となると石も限られるが何とかICが見つけて合わせこみの末、ようやく安定動作する様になった。ACモータよりDCモータの方が良いという噂もあるので、この辺も興味があった。
更に
面倒なのはストロボで、FG制御のため必須項目である。ターンテーブルの裏側にストロポ用の溝が切ってあるので、内部にネオンランプを入れて2回のミラー反射で見えるようにしたのだが、レンズを使わなかったので少々小さい。まあ何とか見えるようにはなった。
音はなかなかしっかりとした音がしているが、アームがユニバーサルでなくカートリッジが固定ということもあって今は友人に無期限貸し出し中である。
2008/6/17記