i-FLOATの作り方


 コの字型の鉄アングルを2個組み合わせて、吊り構造のインシュレータを作ってみました。(高さは4cmほど)

中々大きな効果があり、かなりスピーカの音が変わる面白さがあるのでここに作り方を紹介しておきます。

構造としては2種類あります。前後左右に動く2軸タイプと前後、もしくは左右のみの1軸タイプです。材料は同じです。

材料 3点支持、ステレオ分

    30mm  タルキオサエ 12個 @160ぐらい
    1mm径 スチールワイヤ 2m @130ぐらい
    M3x6   ナベネジ     6個
    M3    ナット       6個
    R2-3.5  圧着端子    6個
タルキオサエは高さが異なる3種類くらいありますので、必要に応じて選んでも良いでしょう。
大型スピーカの場合はこの上のサイズでも良いかもしれません。

前加工

 タルキオサエ(写真)に穴系3mmほどの穴を開けます。

  半数は真ん中1に1箇所と側面に1箇所。残りはタイプによって異なり、1軸タイプは2個、2軸タイプは3個開けます

 写真は1軸タイプの場合。

 穴はバリをきれいに取っておきます。

 スチールワイヤを20cm(2軸は23cm)ほど切ります。スチールワイヤは末端がほぐれると指に刺さりますので十分注意してください。




組立
 切ったスチールワイヤを、写真のように通します。
 
  2軸の場合(写真下穴が横3個ですが同じです))は下側の金具に逆から入れ、真ん中から出して上の金具に通します。

 圧着端子にはワイヤーの片側を折り返して通し、合計3本通します。
 
  ワイヤーの長さを適宜調整します。ストロークが短くならずにワイヤーが擦れない丁度良いところで圧着端子をペンチでカシメます。

 あまりのワイヤーをカットし、M3ネジで金具サイドに開けた穴に圧着端子をネジ止めします。

 最初の写真のようにストロークがとれ、圧を掛けてもワイヤーが底に擦れないかを確認します。

 重ねたとき擦れてしまうなどうまくいかなかった場合はワイヤーを切って、新たにもう一度組立直します。

設置

 設置箇所は通常のインシュレータと同じです。上下の金具が静止時当たっていないように設置してください。

  通常は前に2個、後ろに1個で1軸の場合は向きを帰ると響きが調整できます。

 また2軸との使用個数の割合でも調整できると思います。

2015/1/15  石田 隆 記