従来のウーファは写真左のAudioTechologyの5I52で、これを右の23I52に交換しました。ちなみに磁石サイズは同じですのでユニット重量もほぼ一緒の3kg強です。 一番の違いは振動板の口径で左が有効径13cmのところ右のは(フレーム形状、製品シリーズもちょっと違いますが)16.5cmと面積では1.6倍ほど大きくなりました。
エンクロージャもそれにつれて20L弱から50Lと大幅アップ。むしろ3〜40Lぐらいの方が最適かもしれませんが、今回は手持ちの都合でこのエンクロージャを使用しています。
エンクロージャに余裕があることから実装はインナーバッフルを追加して、実装をフローティング構造としてエンクロージャへのユニットの振動伝播を防いでいます。
フローティングの概略構造は下記のようなもので、L字のインナーバッフルにユニットとデッドマス(14kg)をつけ、その重心点にウェルフロートもどきのワイヤー釣りフローティング金具を入れ浮かせています。
前面にはロール状のシールでスピーカ開口部の空気漏れを防いでいます。底部はジェルクッションで適度なダンプをする仕掛けです。
エンクロージャ内の様子です。まだ吊り金具は付いていません。後の枠組みの所に円筒の真鍮デッドマスが見えますが、最終的に2本載ります。
インナーバッフルの正面と底面の画像です。底面には中央に金具が見えます。
フロントのシールはアメゴムの8φパイプです。
四隅をフロンとバッフルにクッションを介して固定します。
下の写真はデッドマスが付いたところ。バスレフのポートはエルボーで延長して共振点を下げています。
吸音材はほぼ一杯に詰め込んでいます。
最終的な設置は安定感から横重ねで積んでいます。ツィータの脇のウーファは未使用です。
更にウーファのとの間にフローティング金具を入れてみました。より中高域への振動遮断に効果が有ります。
2017年12月記