石を崇拝することは、すでに先史時代から行なわれていたようです。たとえば形のよい石を見つけたとき、持って帰って大事にしようという気持ちが、自然と起こるでしょう。
富士見町 池の袋。丸石道祖神。
また、石を磨いたり彫ったりするのには根気がいります。時間をかけて加工した石を、大切にしたいという気持ちも、自然と起こるでしょう。大自然が生み出した石。そこに人間の手を加えることで、気持ちを込めることができるのです。そういう意味で石造物は、いわば自然と人間の“合作”なのであります。