双体神の装束は、それこそ千差万別ですが、多いのは次の3つです。
・僧侶風
・神官風
・貴人風
<僧侶風>
頭を丸め、飾り気のない僧衣(そうえ)を着ています。男女の区別のつかないものが多いです。

富士見町 乙事諏訪神社 下社跡。
<神官風>
これも男女の区別がつけにくいです。神主のような烏帽子を着用していることが多いです。

辰野町 鴻ノ田。円形中区。いい具合に苔(こけ)むしているが、苔はやがて石を侵食するので、文化財保護の点からすれば好ましくないという。
<貴人風>
いわゆる公家の正装を表しています。男女の区別がよくわかります。

安曇野市 豊科 細萱。天保十二年(1841)。ピンと立った髪型、跳ね上がった裾は、この近辺に多く見られる絵柄で、研究者の間では「細萱タイプ」と呼ばれている。

辰野町 北大出。昭和五十九年(1984)。貴人風だが、女神の髪型が江戸時代風になっているのが珍しい。
<天人風>
天女のような、おだんごふたつの女性の髪型を、時々見かけます。

安曇野市穂高等々力。昭和五十年(1975)。NHKのドラマ撮影のために造られたもので、通称「水色の時 道祖神」。安曇野=道祖神というイメージを全国に広めたことで知られている。
<神話風>
みずらを結った、日本神話に出てきそうな衣装のものです。

塩尻市 芦ノ田。
<庶民風>
庶民の服装をしたものです。数は多くないです。

茅野市 豊平 山寺。ほおかむりと、もんぺの姿。