社名


神の名ではなく、神社の名を書いたものもあります。


左:辰野町 沢底。金毘羅大權現。香川県の金刀比羅宮のことである。村の中からこんぴら参りをした人がいたのだろう。
右:富士見町 横吹。諏方(すわ)神社。諏訪ではなく諏方になっている。


左:茅野市 塚原。秋葉大権現と書かれた石灯籠。静岡県の秋葉神社のこと。茅野から浜松へ抜ける国道152号線、かつての秋葉街道を通じて、かなり秋葉信仰が広まったらしい。
右:辰野町 平出。梵字でアキ葉と書いてある。


左:富士見町 乙事。愛宕侍供養。京都の愛宕(あたご)山のことであろう。火の用心の神として知られている。
右:箕輪町 新田。御嶽神社三十三度大願成就、と書かれている。御嶽(おんたけ)という山は各地にあるが、長野県なので、木曾御嶽のことだと思う。なお、この碑には、庚申塔のような日輪・月輪が描かれているのがわかる。


左:安曇野市 豊科。天満宮。学問の神様、菅原道真を祀っている。
右:岡谷市 出早神社。天神宮。これも菅原道真のこと。いわゆる天神様(てんじんさま)。天の字が、πを重ねたような異体字になっている。


富士見町。水神宮。いわゆる水神さまである。水のあるところなら、どこでも祀られるほどポピュラーな神なのに、由来は知られていない。