第六章 奇石と文字碑


長野県は、特に双体神が多いことで知られていますが、この章では、双体神ではない道祖神、つまり奇石や文字碑を、取り上げておきたいと思います。

奇石の中でも、陽石(ようせき)は、全国的に分布していると言われ、道祖神信仰の古代的な姿を今に伝えています。


左:鹿児島県。陽石。ガソリンスタンドの片隅に置かれていた。かなり大型のものである。
右:新潟県 奴奈川神社。縄がかけてあるのは嘉永五年(1852)に建てられた説明文で、小さいのが陽石。

いっぽう文字碑の道祖神は、どちらかというと詰まらないものに思う人もいるようです。しかしよく見ると、いろんな字体があって、なかなか奥が深いものです。