さまざまな異体字


安曇野市豊科では、道祖神の3文字を、三角形に配置した碑がいくつかあって、独特だと思います。


安曇野市 豊科 吉野。上が「道」、右が「祖」、左が「神」。

そんな中で、3文字とも異体字になっているのを見つけました。おそらく、わざと日ごろ使っている字と違うものを彫ることで、ありがたさを狙ったのではないでしょうか。(そもそも「ありがたさ」とは「有難さ」、つまり滅多にないことを言うのですから、滅多にない字を彫ったのでしょう)


安曇野市 豊科 真々部。画数が多いので重厚に感じる。

「道」の異体字で、首の部分を、行(ぎょうがまえ)が挟んでいる字を、ときどき見かけます。


安曇野市 豊科 熊倉。

同様の「道」を伊那市高遠でも見ましたので、わりと一般に広まっていた字なのかも知れません。


伊那市 高遠 山室。

なおこの碑は、「神」のつくりが「昌」のように見えますが、これは異体字ではなく、実は「申」が「E|ヨ」のように分解されて、さらに縦棒が曲がっているのです。