よく、石碑や石像を見て回って何が楽しいんだ、と人に言われます。
まず、鑑賞の楽しみがあるでしょう。それから、歴史背景や地域背景に思いをめぐらし、家に帰って文献を調べたり、またやってきては鑑賞したり・・・。そうやって、何度も足を運んだり本を調べたりすることで、勉強になるでしょう。勉強して自分を高めてゆくのが、石像めぐりの一番の楽しみではないでしょうか。
この章では、ひとつの道祖神を例にとり、ああでもない、こうでもないと思いをめぐらす楽しみ方を、みなさんにお伝えしたいと思います。

辰野町 沢底。永正二年(1505)。
<アクセス>
●JR中央線辰野駅で下車。歩ける距離ではないので、タクシーで「沢底の道祖神が見たいのですが」と言えば、連れて行ってくれるでしょう。宮木駅にはタクシーがいません。
●自動車なら、中央道「伊北IC」で降りて右へ。国道153号線の「宮木泉水」の交差点を右へ。つきあたった「城前」の交差点を右へ。短大の下の「赤羽」の交差点を左へ。あとは“道祖神”という案内板が出ているので、それをたどれば到達できるでしょう。
