音楽史の手引き

[Guidance to History of Music]

一ノ瀬武志 著


●はじめに

●中世前期 (550-850)

●ロマネスク (850-1150)

  オルガヌム
  ネウマ譜

●ゴシック (1150-1450)

  モテト
  4度・5度 と 3度・6度
  ゴシック期の諸楽派

●ルネサンス (1450-1600)

  ルネサンス期の諸楽派
  神に聴かせる音楽

●バロック (1600-1750)

  宮廷音楽
  和声法と対位法

●クラシック (1750-1900)

  クラシック期の諸楽派
  芸術音楽

●ポップス (1900- )

  リズムセクション
  レコーディング
  大衆音楽

●おわりに


 音楽史などは、いくら公平に書こうとしても、書いた人間の主観が色濃く出てしまうものである。だったら最初から堂々と、主観丸出しで書いてみようと思った。そこで私は「師匠」という架空の人物を設定し、彼の主観で音楽史を語らせることにした。そのほうが、きっと人間味あふれる面白い読み物になるだろうと思ったのである。

 内容的には、各時代のキーワードを紹介しただけである。ただ、歴史の大きな流れを見失わないように、できるだけ大雑把に書くことを目指した。それでたりない部分は、今後少しずつトピックを書きたしてゆくつもりであるが、あまり肥大化しないように気をつけたいと思う。

 大雑把に書くためには、ばっさりと言い切ってしまう必要があるわけで、まさに主観丸出しだから、偉い先生方に怒られそうだ。しかし私は、正確な歴史を書くことを目指したのではないのだから、怒られても平気である。要は、作曲したいと願う方々の指針になるような読み物が書ければ、それでいいと思っている。

 願わくば、音楽史の流れをつかむまで、ぜひ何度も通読していただきたい。大事なのは作曲家の名前をおぼえたりすることではなく、どう音楽が変化してきたか、どう技術が発展してきたか、現代に至るまでのその経緯をつかむことだと思う。

1999〜2000年 著者


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