4) 調の判定


では、どうやって調を判定するかです。一番簡単なのは、曲の最後の和音が I ですから、それを見れば何調かが分かります。

次の例は、最後の I がファ・ラ・(ド)の和音ですから、ヘ長調(F:)であると判定できます。

次の例は、最後の I がミ・ソ・シの和音ですから、ホ短調(e:)であると判定できるわけです。

調号を見て判定する方法も、知っておきましょう。シャープの調では、「右端のシャープに対して、隣接するように2つの音符を書いたとき、上が長調の主音、下が短調の主音」になります。主音が分かれば、何調か判定できるわけです。

フラットの調では、「右端のフラットに対して、三和音を書くつもりで音符を書いたとき、上が長調の主音、下が短調の主音」になります。

では、いくつか和声を示しますので、読んでみて下さい。


解答
8. G: I VI IV II | V VI | IV II V I | IV V I | IV | I
9. fis: I V I IV | II V | VI IV II V | I
10. Es: I V I | IV V | VI | IV II V | I VII I | II V | I