7) 第二転回(四六の和音)


和音がどのように配置されていても、最低音が第5音ならば「第二転回」といいます。

三和音の第二転回は、「四六の和音」と呼ばれます。バスからの音程が4度や6度の音で構成されているからです。

四六の和音は、主要三和音で使われるのが普通で、副三和音ではあまり使いません。配置は、普通の密集配置や開離配置でよいのです。

四六の和音は、れっきとした不協和音です。決して単独で使われることはなく、協和音のあいだに挟むようにして使われます。

○保続用法
 バスが保続する形で、2つの和音にはさんで使う方法です。

○経過用法
 バスが順次進行する形で、2つの和音にはさんで使う方法です。

では、次の和声を読んでみて下さい。


解答
14. C: I IV I V | I V I | IV I IV V | I IV I
15. D: I V I | V I V | I V | VI | IV I IV | II V | I IV | I
16. e: I V I II | V I V | VI IV I IV | V I | IV | I