転調を読み解くのに必要なのは、以下の2点です。
・どこへ転調するか(転調先)
・いつ転調するか(転調位置)
<転調先>
転調先は、近親調のことが多いです。近親調とは、調号の違いが1つ以内の調のことで、簡単に言えば「それぞれの三和音を主和音に見立てた調」です。
ハ長調(C:)の近親調

ハ短調(c:)の近親調

これらは「主調・下属調・属調」と、その「平行調」と呼ばれることもあります。

近親調ではない遠い調を、遠隔調と言います。遠隔調は、まれにしか使われません。
<転調位置>
転調位置は、全終止後・半終止後であることが多いです。

ただし、半終止では I や VI を経てから転調することも多いです。

次の和声を読んでみて下さい。
I V
| I
II
V [半] | I
G: VII
I II
| I
V
I [全] |
I VII
I
| VII
I V [半] | I C: VII
I
II
| I
V
I [全]
56. B: I V
I
V
| I IV V [半] | I
Es: V
I II
| I
V
I [全]
g: V
I VII
I | V
I V [半] | I
B: VII
I
II
| I
V
I [全]
57. a: I V
VI VII
| I
V
I V [半] | C: I V
I IV | II
I
V
I [全]
G: VII
I V
[半] | I e: V
I V [半] | I a: V
I
V
I | II
V
I [全]