第4番 


A B の複合二部形式です。

まず A の部分です。8小節+8小節の二部形式になっています。伴奏は「分散刻み」の形で、おおむねメロディーをなぞっていますが、なぞっていない所もあります。



B の部分です。これも8小節+8小節の二部形式になっています。伴奏は、八分休符をともなう「刻み伴奏」です。第17小節・第21小節の VII は、偶成和音の減和音(Δ)と分析しても良いと思います。



ここに露骨な連続8度がありますが、もし第31小節のバスの「ド」がオクターブ高ければ、まったく問題ないところです。

コーダです。B のメロディーを保続音に乗せて振り返りつつ、締めくくっています。