A B A' の三部形式です。ただし最初の A が二部形式になっているようです。これも、複合三部形式と言ってよいと思います。
まず A の前半です。流麗な三連符による分散伴奏です。
A の後半です。刻み伴奏になって、少し元気になる感じで、なんだか思い直して再出発するような印象を受けます。
中間部、つまり B です。休符が多く、断片的な感じであっさりと書かれています。第17小節の VII は、半音変化によってできた、偶成和音(Δ)と見ればよいでしょう。
再現部です。