つかのま 夏の‥‥







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消え残る街路灯ひとつ下に立ちみあげれば夏のゆきふりしきる

黎明にきえやらぬまま月繊みふたり断ちえぬものに黙しぬ

つかのまの真夏の朝の熱のなくかそけくひかり尽きてゆくいま

こもれびのうつる硝子はあかるくもやがてすぎゆくもののしずかさ

めをとじていま雨をきく遠い部屋のきみの眠りのおさなごに似て

奥ふかくに鎮まる池のあかるくて息絶えてのちかえりゆく森

あれは夏!そう夏だったぼくたちの歓声をきくとおき日の川


けれどあの夏の真昼に草原をわたりくる風のやわらかきことは

蔦おおう崩れかけた壁真昼廃墟滴るみずの音がきこえた

身を沈む水の真青に暮れゆく午後たかそらの紗の絶えゆくをみて