さようならとつぶやく声は、旅立つ人に、届くかしら



煙突から無数の紙吹雪がふきだしている

火葬炉に続くながくうねった道のりは、まるで死者の花道のようで……

どこからともなく聞こえてきたのは
極楽行きの発車を告げる笛の音だった




鬼太郎シリーズの『幽霊電車』がとてもすきです(すっげぇ怖いけど)
臨終→火葬場→骨壺…ってやつ
そのあくまくん版みたいなやつにしたかったけど力及ばす…(ゴーン)

悪魔くんはとくに死生観を全面に出している作品ではないけど、
鬼太郎を見たり、あくまくんをみたりすると(どちらもだいすきなので)いい感じに脳内でミックスされます。
葬式うんぬん、というのを悪魔くんと絡めたくるのは、生と死とか、人間誰しもが持つ、とても大切でデリケートなものが
『埋れ木真吾』というひとにすごいマッチする気がしてならないからです