『何処へ』19990921.発表
何をどうすればいいのかわからない。

開き直ることもできない。

19980525.

「俺は知らない。」19980604.
使える言葉は限りないのに
伝わる言葉はわずかにしかない。
俺の言葉を口にできない。
心の言葉を俺は知らない。
すべては惑い、何もわからない。
「(手紙)」19980609.
すべてが一人言。
誤解と失礼の
弁解と謝罪をしているのに
すべてが一人言。
今まで会話を
してきたつもりだったが、
勘違いなのだろうか。
納得いくまで一人言。
会話になるまで、
虚しい限りに一人言。
助けたいのに傷つけた。
頼られたいのに傷つけた。
癒されたいのに傷つけた。
傷つけたくないのに傷つけた。

19980610.

「メイアン」19980609.
求めた相手を傷つけてばかりいた。
ひとつ、いいことを思いついたよ。
傷つけたくない相手には
近寄らなけりゃいいんだ。

ワレナガラ、メイアンダ。

すべてが間違っている。
何かが間違っている。
すべてが間違っていない。
何かが間違っていない。

19980604.

「言葉」19980602.
言葉は
ときに嘘くさく、
ときにどんな真実よりも
ホントのトコロ。
ホントのココロ。
「由々しき残塊」19980604.
もっと真っ向から怒りをぶつけてくれ。
何で怒るのか?
何に怒るのか?
どうしろというのか?
怒りに流され、目を背けちまったら、
何の解決にもなりはしない。
怒りが生んだヘンな塊。
怒りの相手は
もういない。
怒りをぶつける
相手はいない。
ぶつけることは
もうできない。
ヘンな塊だけ
残る。
「そんなに強くはない。」19980604.
この痛みに堪えられず逃げる。
考えまい、感じまいと逃げる。
そして、その痛みに堪えていると
勘違いされる。
(俺はそんなに強くはない)
「何処へ」19980604.
卑屈な俺が嫌だから、
卑屈を演じたフリをする。
客観的にすべてをとらえて、
本トの俺をゴマかしてゆく。

そんなつもりもないうちに。
「ゴマかそうもん。」19980609.
ゴマかすといったって、
本とにゴマかせたら
どんなに楽か。
ホントにゴマかすなんて
できないから
悩むんだ。考えこむんだ。
そればっかりになっちまうんだ。
ゴマかそうとしているもので、
いっぱいになっちまうんだ。
「生活必至2」19980604.
常に単純に生きてるつもりが、
心はますます複雑になってゆく。
「今は。」19980609.
てめえがやっていくために、
てめえが立っているために、
弱さはみせられねぇ。
みせる人が欲しいと思っていたが、
今はいらねぇ。
みせたとたんツブれちまうから。
てめえがやれぬぐらいツブれちまうから。
てめえが立てぬぐらいツブれちまうから。
今は一人でいい。
ゴマかしだっていいや。
てめえがそこにいるため、
そう、決めつけとくことにしよう。
「ならば一生ブチのめすのか。」
         19980604.
てめえを何度でも
ブチのめしてやりてえ。
てめえが
てめえに素直になるまで。
ホント、何処行くんでしょう、俺ってば(笑)
そんな疑問の流れから
後の名作(←もちろん俺の中で)「彷徨いジャンキー」(冊子18『様酔い』収録)が生まれます。
                                    20020117.TAKE