『我心招誕』19960723.発表
「我心招誕」 心はある。
心はみんな内にある。
そいつを招いて誕むがいい。
ホントの心がみえるはず。
心を持ちて生きゆこう。
みんなが”我心”でむすばれ過ごす。
「なぞ」
はっきりもの言わぬ。
あやふやで迷いの言葉。
なんにもなんにも伝わらない。
見えない言葉は謎になる。
心はずっと謎に終わる。
「あなたは?」 毎日が流れゆく。
あなたは一体、何を残したのだろうか?
あなたは一体、何処へ向っているのだろうか?
あなたは一体、何を考えているのだろうか?
あなたは一体、何故いるのだろうか?
あなたは一体、何なのだろうか?
毎日は流れゆく。
あなたは流れてもいいのだろうか?
あなたは自分でいられますか?
「心言」(こころごと)
機嫌をうかがい
言葉をだしても
心はこもらぬ。
痛い言葉も伝えれば、
心は届く。
心に触れる。
心言。
「不腐」(くさらず)
「腐りかけた心を止める。
腐った臭いは自分で気付く。
腐る前に自分を変える。
腐らぬ手段はいくらでもある。
腐らぬ道を歩みゆけ。
腐った心で潰れてならぬ。
「心歩み」
心をなくして道ゆけば、
憎悪が光をおとし、
後悔が無駄を生み、
絶望が歩みを止める。

心を持ちて道ゆけば、
愛は道を明るく照らし、
勇気は視野を広くさせ、
希望は歩みを強くさせる。

心歩め。
「人生つらいこといっぱいあると思うけど・・・」
つらい物事避けてはならぬ。
真正面から体当たり。
己の気合いがモノを言う。
己の心が頼みの綱。
自信の無さが命取り。
自分を信じて体当たり。
つらい物事つきやぶれ。
先の光はここちよいから。
「本気の心で」
こころがあっても本気になれない。
こころが満ちる感情もてない。
虚しいこころ、哀しすぎる。
本気になれるこころをもってくれ。
「心の余裕を持って下さい。」
忙しい、忙しい。
みんな何を急いでいる。
仕事が時間を吸い取るか?
娯楽が時間を吸い取るか?
つきあいが時間を吸い取るか?
体の余裕がなくたって、
心の余裕がなんでない?
そのせかしさがこころをつぶす。

あぁ、忙しい、忙しい。

せめて、心に余裕で「忙しい」。
「うごくのだ!」
うごくのだ!
あっちこっちにうごくのだ!
視野がせまけりゃ心もせまい。
心せまけりゃ居場所もない。
自分がちっちゃくなっちまう。
のびのび大っきくうごくのだ。
何かをつかめる。
心が育つ。
「愚かもの」
言葉で踊る。
舞いあがる。
自分を見失い、
余計を振舞う。
地に足つかぬ
愚かもの。
「心の形」
さぐりあう。
心と心がさぐりあう。
心の形はわからない。
さぐりあいとはくだらぬもの。
こころの形をぶつけたらいい。
ー心の中で眠るもの、そろそろ起こしてみないかい?
「心の涙」
涙。
心から流れでる清く美しい涙。
その涙をとおしてみる心は
なんとも澄んでいる。
その涙にふれ、
その心をみたものは
必ずや心に何かを感じるだろう。
心の涙の純粋さよ。
その涙は心そのもの。
これは初個展のモノです。
いろいろツッコミ入れたくなりますね。
内容は『自我持参!』と同時期なだけにその流れが見えますな。
かなり「心」中心。
題の意味は「我が心を招き誕む」、で『我心招誕』。
『自我持参!』にヤラレてるな、これ。
二番煎じって奴です。
こだわることもいいことですが、
こだわりに囚われないコトも大事だということを勉強しました。
って、この欄は何?何ための欄???                         
20020103.TAKE.