『僕がいる。』19961123.発表
「一人じゃないから。」 なんなんだよ、お前は。
なんなんだよ、その心は。
わかんないのかよ、お前は。
わかんないのかよ、その心が。
感じるだろ、何かを。
感じてるはずだろ、何かを。
知らぬふりするなよ。
じっと見据えろよ。
そこにあるから。
そこにいるから。
一人じゃないから。
「不器用だよぉ。」 語る言葉ー是すべて嘘臭く、
語らぬ態度ー是すべて誠意なくみえる。
信用は見当たらず、
後悔は何も解決せず、
心伝える術知らず、
不器用にも歩きゆくのみ。
TAKE ーintroduction.ー 僕の心は真っ暗闇。
僕の心に包まれろ。
目ン玉いらない。
何にも見えない。
光を探せ。
光を掴め。
それがあなたの心だよ。
「自我持参ってゆったでしょ。」 みんな何を考えてる?
考えてる事なぞ出しやしない。
それが自分の心だからか?
他人に心を知られたくないか。
他人に心を触れられたくないか。
考えたこと出したぐらいで
壊れる心はまだ弱い。
さらけだして鍛えよう。
それをぶつけて強くなろうよ。
「人づきあい」 僕の心いつも本気でいたい。
心が本気になれないとき、
あとからあとから心の涙。
虚しさだけの心たち。
虚しさだらけの人づきあい。
だから、いつでも本気でいたい。
それで何かを生みだすなら。
それが何かを生みだすから。
「みんなで悩まず。」 悩み悩めるうちならば、
一人でいるな、人に伝えよ。
悩み消えたその時は、
一人で動け、人に伝えよ。

一人であって一人じゃない。
人の生き道、みんないる。
不安にかられず生きゆこう。
「不焦心」(あせらすごころ) 何かをやって焦るなら、
なんにもやらずに焦りを消そう。
先ゆくこころを連れ戻そう。
こころとともにそこにいよう。
こころとともに、こころのままに。
焦らず何かをやってゆこう
「ままに・・・。」
いつでもどこでも考える。
いつでもどこでもぼーっとする。

ー違うようで同じこと。

考えつめれば、ぼーっとする。
ぼーっとしてれば、考え浮かぶ。

ーままに生きようっと!
「友に感謝」
ーfor friends.ー
友がいる。
首をたてに振る友がいる。
首をよこに振る友がいる。
けっして合わせるわけではなく、
自分を活かしてくれる友。
周りをみればそこにいる。
「言いわけかな。」 夢に生きる。
現実の生活にふれたとき、
「現実をみてないのでは・・・?」と思う。

現実あっての夢。
夢あっての現実。

夢に生きることも現実ではないのだろうか。
現実の生活とは、
単に他人の生活との比較の産物ではなかろうか。
(自分の中では夢が現実)

結局は2つの現実。ー他人の生活。
         ー夢の生きる生活。

「決して現実をみていないのではない。」

だから、夢に生きる。

ーーーーーーーーーーーーーー言いわけかな。
↑言いわけさ!   
「逃げ腰」 僕は他人を信用する。
他人の外面、信用しちまう。
僕にも外面あるけれど、
案外単純、心が覗く。
そしてコケると厚くする。

     →僕は他人を信用しない。
      他人の心は信用しない。
      その外面に惑わされるから。
      自分の外面、厚くするから。
      他人の心を探すけれど、
      なかなかに見つからないから。
      僕の心が彷徨うから。
「自由葛藤」 頭が狂いそうだ。
本能と理性の死の葛藤。
もやもやは形にならない。
考えても答えはない。
本能の答え。
理性の答え。
自分の答えはつかめない。
本当の答えはあるのだろうか。
そんなコトがわからない。
何がなんだかわからない。

本能が俺を苦しめる。
理性が俺を苦しめる。
自由が俺を苦しめる。ー強固な束縛が恋しくなる矛盾
           自由を求めていたはずなのに
           未熟が生む自己矛盾
自我が俺を苦しめる。

本能の叫びは届くのか。
理性の効き目はいつまでもつか。

頭が狂いそうだ。
「何か」 誰も彼もを傷つける。
世間から疎んじられる。
行き場のない生き方。

自分をつかめぬまま、気ままに動き、
誰も彼もを傷つける。
やるせない憤りを感じつつも
その実体になさに心は想いに素直になびく。
その行方が周りの人を巻き込むことになり、
彼等の苦言に心を傷めようとも、
当然かな、理解のカケラさえも拾えぬ。
ついに行き場はなくなり、
心は何者にも邪魔されぬ世界へと至る。

哀しくも更に自分を掴め得ぬものとする。
望み通りの心の自由。
しかし、寂しく、辛く、重くのしかかる世界。
「何か」を本能的に求める。
それが何かもわからずに。
その「何か」を掴むときが
自分を掴める時と信じて。
寂しくも自由に生きるしかない。

誰も彼をも傷つける。  ー自分自身も傷つける

世間から疎んじられる。 ー自由孤独の世界へ

行き場のない生き方。  ー「何か」を望みいきゆく

p.s.
そこにこそ「らしさ」がある。
疑いながらも突っ走る。
騙されながらも、駆け抜ける。
ほんとの心がみたいから。
自分を信じていたいから。
「有り難き存在(ひと)。」 僕を理解(わか)ってくれる存在(ひと)。

僕の考えを理解してくれる人でもなく、
僕の望みを理解してくれる人でもなく、
僕の悩みを理解してくれる人でもなく、
僕の性格を理解してくれる人でもなく、
僕の存在を感(わか)ってくれる存在(ひと)。

有り難い。
TAKE ーits existence.ー きたないからこそほんとがみえる。
どうあるべきかがみえてくる。
きれいなこころをもとめてる。
りそうのこころにふれたいだけ。
くさったこころをいやしたいだけ。
「みんながいるから。」
僕がいるのはあなたがいるから。
あなたがいるのは僕がいるから。
一人であろうと一人じゃない。
「みんな」がいてこそ「一人」がある。
「一人」で生きるも「みんな」がいるから。
ホントのホントに一人なら、
「一人」」の言葉(いみ)などありはしない。
一人で生きても一人じゃない。
人は一人じゃ生きられない。
人を求めて、一人で生きる。
「みんな」があるから「一人」であれる。
僕がいるのはみんながいるから。
心をわけてくれ。
その純粋な溢れる心を。
何かの欠けた僕の心に。
その心が僕を救う。
僕をみる。

僕をかく。

みんながいるから、

僕がいる。
ここから冊子のサイズがA6版になりました。
前回まではその半分のサイズ。
A6版になったのにもかかわらず、内容が詰まってる。
古い上、白黒なのであまり目立たない存在になってますが、
今の、冊子にくらべるとかなりコンセプチュアルなものではないでしょうか。
ではないですか?
どうですか?
どうなん?
どう?                    
20020103.TAKE.