『心日和。』19970531.発表
「ここちよし。」
想いは伝えるがいい。
期待はなく伝えるがいい。
心に背かず伝えるがいい。
ただただ、伝えるがいい。
ここちよし。
「わからなくともよい。」
何もわからない。
何もわからない。
頭じゃ何もわからない。
言葉じゃ何もわからない。
態度じゃ何もわからない。
すべてを知るは心のみ。

それもホントはわからない。

何で伝わる?

なにで自分が伝わるか?
なにで他人が伝わるか?
何もわからない。
わからなくてもよい。
「なげかけよう。」 素朴な疑問をなげかけよう。
わかんないならなげかけよう。
たとえささいなことだろうとも。
たとえ周知のことだろうとも。
はずかしさなんていらないさ。
茶化す奴は捨ておけさ。
そこからなんだよ。
そこからはじまる。
「そうなるようにするのがよい。」 先のことなどわからない。
先のこころはわからない。
そんなことはあたりまえ。
今のことばが大切だ。
今のこころが大切だ。
そうなるようにするのがよい。
「ふぬけになるならやめときな。」 ふぬけになるならやめときな。
いいことばかりもいいかもしんない。
だめなことなど考えないし。
でも、なんとなくつまんなくない?
いきいきするのはそんなんじゃない。
つらさもまじって程よくないかい?
ふぬけになるならやめときな。
頼れる奴になってやろう。
誇れる奴になってやろう。
愛せる奴になってやろう。
らしい奴になってやろう。
「負けるなさ。」
自分を追いたてない、意味がない、やるせない。
やりたいようにやれさ。
怠けるのとは違うんよ。
勘違いすんなさ。
前に行くんよ、上をめざすんよ。
他人とくらべるんじゃないよ。
自分の心(なか)で育つんよ。
負けるなさ。
自分にさ。
「大丈夫。」
つかんできたもの意固地になるな。
なんでもかんでも無常のものさ。
ほったらかさなきゃ大丈夫。
うけとめきれてりゃ大丈夫。
目の前になくともやってける。
心にしみてるはずだから。
「絶対。」
絶対なんてありゃしない。
自分で決めリゃいいことさ。
他人にとやかく言わせやしない。
心に背かにゃいいことさ。
自分の絶対あるはずだから。
自分の絶対背かにゃいいさ。
「うぬぼれまくり。」
うぬぼれるほどの実力ない。
うぬぼれるほどの魅力もない。
だけど心にゃうぬぼれる。
うぬぼれまくって心をつくる。
うぬぼれまくって”らしく”生きる。
魅力、実力、あとから育つ。
自分らしさにうぬぼれ生きる。
「一心懸命。」
多くを語りすぎ、心伝わらず、
何をも語らず、心伝わらず、
ほどよき心伝える術できず、
心悩ませることのみするばかり。
一つの望みは、一心懸命。
「認めたい。」
認めたい。
そこにあるもの認めたい。
あるがままに認めたい。
偏見なんかは捨ておきたい。
自分にないもの認めたい。
「がまんしてください。」
さみしさは癒すものです。
さみしさはまぎらわしちゃいけません。
さみしさはぬくもりにふれて癒えるのです。
さみしさはまぎらわしても消えないのです。
ぬくもりがとどくまで、少しだけがまんしてください。
さみしさにとどくまで、少しだけがまんしてください。
「心日和。」
ほどよいぬくもり。
ほどよいやすらぎ。
こころのぬくもり。
こころのやすらぎ。
なんにもなくもない。
なんて、心日和。
初カラー作ですね。
でもって、初の横仕様。
これもバランスのとれた逸品!(笑)
『心日和。』題名好きです。
ちなみに、aikoのアルバム『夏服』に「心日和」という曲が・・・
知ってましたぁ?             
20020107.TAKE