| DOLL |
雪のような白絹の肌が、男から与えられる恥辱に身悶え色付く様は、雄の嗜虐を満足させる被虐美 に満ちている。 少年とは思えない瀟洒な面差しは、今は頼りなく男の性器を口に含まされ、か細い嗚咽を漏らしてい る。小作りな頭を弱々しく上下に動かし、啜り上げる淫猥な音が、リョーマの聴覚をビクンと竦ませる。 幾度となく繰り返されている筈のこの行為に、未だ慣れを見せないリョーマは、強引に剥かれ露出し た薄く細い肩を、時折引き攣るように強張らせ、羞恥に身悶える雪肌は、急速に卑猥な色を浮かせてい く。リョーマの意思を無視して昂まる性感は、薄い胸の突起を鋭く尖らせ、それは茱萸の実のように赤く 色付いている。 「ふぅ……」 生理的な涙をポロポロ零し、足許に膝間つく小作りな頭を押さえ付け、気紛れに瀟洒な輪郭をソッと 撫でれば、華奢な姿態は顕著な反応を示し、ビクンと怯えを滲ませる。それが男を男を喜ばせてしまう と、けれどリョーマは知らない。ただ強要されるまま、口腔を圧迫していく体積に、喉を詰まらせ奉仕す るしか術はなかった。何よりこの歪んだ関係を桃城に求めたのは、リョーマ自身だったからだ。 「ぅん…んっ…」 喉を圧迫する桃城の切っ先が、校内で重量と硬度を増していくのに、リョーマは苦しげな喘ぎを喉の 奥で漏らし、生理的な涙が頬を伝い落ちる。 口腔を容赦なく蹂躙する桃城の性器を拒むこともできず、稚拙な動きで舌を絡めていく。たった一歳の 差とは思えない質量と硬度を保っている桃城の性は、ともすれば腰を突き入れれば、いとも容易くリョー マの気道を圧迫し、窒息さながら呼吸を奪っていく。 「ふぅぅ…んっ…んんっ……」 口腔に滴る慣れた男の精液と、自らの唾液とが混ざり合い、すすり歔く嗚咽とともに、粘稠な雫となっ て、それは口角から流れ落ち、首筋から鎖骨を濡らしていく。 重量のある桃城の性器を咥えこまされ、顎の力が抜け落ちてしまいそうな頼りなさ。足許に膝間づき 強要される奉仕を拒むこともできず、慄える未成熟な線の細さ。成長過程の男とも女ともつかない未成 熟さと華奢な線の細さが、却って卑猥な印象を深めていく。そして男とは思えない容貌の綺麗さと、抜 けるような白い雪花石膏の肌が、卑猥さに拍車を掛けている。 「そそるよな、お前のそういう表情」 大きく開かれた顎とは相反する、酷薄な口唇。飲み込めない唾液に綺麗な面差しを穢しながら、自身 の雄をしゃぶっている様は、結合部を垣間見る生々しさがあった。 桃城の節のある長い指が、クシャリとネコを哀願する仕草にも似通って、リョーマの小作りな頭を撫で てやる。 「男をその気にさせる、娼婦の表情だ」 淫乱。 桃城が揶揄を含んで嗤えば、リョーマが弾かれたように桃城を見上げ、そして面白そうに自分を見下ろ している男の表情に、哀しげに瞳を閉ざした。 すすり歔く嗚咽は、桃城の性器を咥えこまされている生理的なものだけではないのだろう。リョーマは 哀しげに美眉を歪めたまま、桃城の性器に拙い愛撫を繰り返している。 じゅるりと雄を啜り上げる卑猥な音と、すすり歔く嗚咽が、放課後の図書館準備室にくぐもって響いて いる。 「ふぁ…んっ……んゃ…」 腰を押し込まれ、硬度を増した切っ先が、容赦なく口腔へと入り込む。頼りなく力の抜けきったリョーマ の繊細な顎を見て取ったのだろう。桃城は意地悪くリョーマを苛むことに時間を掛けている。 喉の奥を小突いていく切っ先に無自覚に怯え、リョーマは身を竦ませる。自らが望んで桃城に与えた 躯とはいえ、愛情も持ってもらえない相手に、性欲だけで躯を開かれていく恐怖に、リョーマは華奢な身 を無自覚に竦ませる。 「リョーマ」 「ふぁ…んゃぁ…」 ネコ撫で声で柔髪を撫でてくる男の指に、胸の奥から切なさが湧き起こる。一欠片の愛情も与えられ ないまま、未成熟なばかりの躯を容赦なく開かれていく。そのくせ気紛れに優しい声で名前を呼ばれれ ば、期待などできないと判っている分、切なさは抉る痛みを伴い、リョーマを苛んでいく。 むしろ今のリョーマにとっては、嫌悪が湧いても可笑しくない行為より、桃城の気紛れな優しさがの方 が心を苛んでいくものだった。 こうして触れられれば触れられる分だけ、桃城との距離が開いていく。躯を繋げれば、与えられるの は身代わりなのだという凍えるばかりの現実だった。 「イヤじゃなくてイイだろう?突っ込まれれば、ヒィヒィ悦がる雌のくせに」 柔髪を撫でていた指先に力が入る。その瞬間、細い躯がビクンと怯えて引き攣るのを、見逃す桃城で はなかった。 「その証拠に、お前勃っちまってるだろう?」 哄笑を滲ませ、桃城は足許に膝間つくリョーマの股間を靴先で小突くように触れてやれば、リョーマが 過剰な反応を示した。 「ヒィ…ッッ」 咥えていた切っ先から口唇を離し、ビクンと反応した躯が鮮やかに身悶える。掠れた悲鳴が、広くな い室内に響いた。 既に制服のズボンの内側で、幼いリョーマ自身は愛液を滴らせ、直接的な愛撫をねだっている。 「ダ…ダ…メッ…やっ…やめ……桃…せんぱ…」 形よい細い顎を突き上げ白い喉元を曝しながら、股間を優しく小突く愛撫とも言えない仕草に、リョー マは嫌々と弱く首を振り乱す。吐精してしまいたい快楽に、躯の反応とは相反し、心は竦みあがってい た。 「だしたいんだろう?」 幼いリョーマ自身が、張り詰め蜜を零しているのが、桃城には手にとるように判る。幾度となく可愛が ってきた、リョーマの脆い場所だ。 「やっ…やめ…桃…せんぱ…」 怯えた瞳が哀願を浮かべ、縋るように桃城を見上げた。その小動物のような頼りない仕草が、雄の嗜 虐を煽情するとことを、リョーマは知らない。それが憐れだ。 「口が留守だぞ」 弱々しく華奢な首を振り乱すリョーマの小作りな頭を、強引にねじ曲げる威勢で再び自身を咥えこま せると、後頭部を押さえ付けたまま、靴先でリョーマの股間を小刻みに揺すり立てる。喉の奥でリョーマ の悲鳴が零れ落ちた。 後頭部を押さえ付ける腕を引き離そうと遮二無二抗い、桃城の腕に爪を立てる。けれど桃城は一瞬顔 を歪めただけだった。 「リョーマ……」 腕に食い込んだ爪を眺め、それを一纏めに引き離す。少しばかり抗ったリョーマは、それでももう抵抗 も無駄だと悟ったのか、啜り上げる音を漏らし、ゆっくり上下に頭を振りながら、桃城自身に愛撫を施し ていく。桃城の足許に膝間づき、吐精の予感に内股が小刻みに顫え、緊張する。それでもリョーマは桃 城の切っ先から口を離すことは許されない。 先端から括れ、裏の筋へと愛撫の舌先を稚拙に伸ばし、時折思い出したように啜り上げる。小作りな 綺麗な貌が、唾液と涙と精液で、グシャグシャに汚れていく。 そんなリョーマを桃城は不思議な心持ちで見下ろしていた。 何故こまで従順になれるのか?従順になろうとするのか?こんな時のリョーマは、コートという戦場に立 つ人間とは思えない程、脆弱で華奢な印象ばかりが深まっていく。 頼りなく開かれた薄い口唇の奥深くに腰をねじ込みながら、すすり歔く幼い面差しを見下ろし、桃城は 吐精をやり過ごすように、奥歯を噛み締める。 少なくともテニスをしているリョーマの片鱗から、こんな従順な性格は窺い知れない。まして壊れそう に脆弱な印象など、今までなら皆無だった。 リョーマが父親と兄に言葉に出さない劣等感を持っているのは知っている。不世出の選手として、未 だプロの世界でもその連勝記録を打ち破った者は存在しないと言われる、稀代の名プレーヤーの父親 と、その父親の血筋を正確に受け継いでいる二つ年上の兄のリョーガと。勝てない壁が一つならまだし も二つというものは、実際かなり諸々のコンプレックスを与えられるだろう。けれどリョーマは自分の力を 見誤ることはしていない筈だ。 小学生時分は一見軽い印象の兄の性格も災いして、それなりに弟らしいコンプレックスを兄たるリョー ガには持っていたものの、中学でテニス部に入部してからは、兄だけではないテニス部員のテニスに触 れ、リョーマは伸びやかに変わっていった。 小生意気な態度は小学生から変わらず、強い者に挑むその勝ち気な性格は更に増し。実力に裏付け された小生意気さと勝ち気さは、いっそ潔い程だ。 そんなリョーマが、何故自分に此処まで従順になろうとするのか?桃城は涙を零しながら、切っ先を 咥え蠢く頬を、優しく撫でてやる。その瞬間、リョーマの剥き出しの薄い肩が、ビクンと跳ね上がる。 リョーマを求める人間は、校内には幾らでも存在する。 好きだと告げられはした。けれどリョーマの気持ちに応えられないとも告げた。リョーマを小学生から知 っている桃城にしてみれば、可愛い弟としか思っていなかった相手からの突然の告白には、面くらって しまった方が多大だった。 「出せよ、このまま」 グッと靴先でリョーマの股間を押しつければ、尖った悲鳴を漏らし、リョーマが嫌々と頭を振り乱す。 このまま刺激を加え続けられれば、肉体は意思を無視して吐精してしまう。それがリョーマには怖かっ た。 「このままイクのが嫌なら、俺をちゃんとイカせないと、お前の方が、持たないだろう?」 少しばかり乱暴に汗で額に張り付く前髪を持ち上げ貌を曝させる、桃城は酷薄に嗤った。 「ホラ、もっとしゃぶれよ。後でお前をヒィヒィ悦らせてやる為なんだからな」 無自覚に逃れようと足掻く躯を、両腕で小作りな頭を力任せに引き寄せ腰を付き入れれば、リョーマ が苦しげに呼吸を乱していく。肉塊をしゃぶらされた口唇からは、飲みこむことのできない唾液が溢れ落 ち、首筋から鎖骨を婬らに濡らしている。 「もぉ…ゆる…して…いやぁ…」 嫌々と細い首を振り乱し、口内にしゃぶらされている肉棒を吐きだすと、桃城は冷ややかに足下に崩 れ落ちるリョーマを見下ろした。 「お前が、言い出したんだぞ?」 勝ち気なリョーマが、自分の前でだけは曝す泣き濡れた貌。強引に雄を咥えさせられ、淫靡な液体で 濡れている小作りな綺麗な面差し。 「身代わりでいいって」 足許で為す術もなく慄えているリョーマの正面に膝を折ると、桃城は柔らかい髪を乱暴に引上げ、俯く 視線を強引に合わせた。 その言葉を聴いた当初、一体誰の身代わりなんだと面食らい、よりによってどういう勘違いだと頭を抱 えた記憶は未だ新しい。リョーマの誤解は依然として解けない。 「それとも、やめるか?」 静かな声に、リョーマの抗いが止まる。薄い肩が強張り、桃城の貌を見ることもなく、小作りな頭が横 に振られた。 「だったら、続けるんだな?」 膝を折り、俯くリョーマの顎を掬い上げれば。リョーマは桃城の視線から逃れようと、嫌々と無言で頭 を揺すった。 「口、開けろよ」 苦り切った様子の桃城の声に、リョーマは怖々口唇を開けば、噛み付くように強引な口吻で塞がれる。熱い舌で掻き回され、貪婪に貪られる。それは今の今まで咥えていた、桃城の切っ先と同じ熱さで、 リョーマを凌辱していく。 「んっ…ぅんん…桃…」 舌を引き摺りだされ、絡め取られる。桃城の唾液を流し込まれ、否応なく白い喉が嚥下する。その熱さ に、幼い肉茎は今にも達してしまいそうだった。 「ダ……」 「黙れよ」 振りほどき掠れた悲鳴を上げようとした口唇は、再び押さえ込まれる威勢で口吻られ、桃城の指が股 間に伸びた。 「……!」 ベルトを外され、幼い性器を引きずりだされる。外気に触れたそれは、その刺激だけで更に熱を孕ま せていく。細腰がビクビクと顫え、内股が緊張する。 「ヒッ…!」 粘稠の音を立て、桃城の掌中で温められていく幼い肉茎は、呆気なく開放を迎えようとする。 崩れそうに頼りなく顫える躯を器用に片腕で支えながら、桃城の舌先は幼い肉茎同様、屹立している 赤い突起を意地悪く舐め回す。開発された敏感な性感帯をしゃぶり回される凌辱に、快楽で腰が浮く。 「やっ…あッ!」 桃城の指がリョーマの性器から浅ましく喘ぐ秘花に伸び、肉の入り口を寛げるように擦り上げていく。 その生々しい感触に、尖った悲鳴が跳ね上がる。 「っ…ねが…やめ…」 嫌々と身悶え哀願の言葉を口にすれば、リョーマの痴態を引き摺りだすかのように、桃城の指先は更 に容赦ない凌辱をリョーマに加えていく。 「タップリ出せよ」 「んんっ……」 「もう限界だろう?」 自慰さえ知らなかったリョーマに、吐精する快楽を教えたのは、他の誰でもない桃城自身だ。 快楽に弱いリョーマの脆さを、桃城は誰より知っている。 「んゃ…はな…はなして…ッ」 桃城の口にも手にも、浅ましい自身を曝したくはなかった。それでも腰は喘ぐように桃城の掌中に自 身をこすり付け、更に快感を得ようと身悶えている。その浅ましさに、リョーマは激しく胸を喘がせすすり 歔いた。 「くぅぅ…ぅんん……」 口唇を噛み締め、必死に吐精をやり過ごそうとすればする程、桃城の指の動きと胸を嬲る突起を意識 してしまう。 「こっちの方が、いいって?」 頭を振り乱し熱をやり過ごそうとしているリョーマに、桃城は容赦なくズボンと下着を毟り取ると、外気 に曝した小作りな双臀を鷲掴む。 「いや…やっ…やぁ…桃先輩…ひどい……」 躯の中で、そこだけは肉付きのいい白い肉を、桃城は容赦なく鷲掴みにすると、秘花を曝すように押 し開き、二本の指を潜り込ませた。瞬間、リョーマの鋭い悲鳴が響き渡る。 「お前ココ擦られるの、好きだもんな」 慣らされたリョーマの胎内は、潜り込んできた二本の指を浅ましく咥え込み、柔らかく蕩けた襞は律動 に合わせ、従順に捲り上がって行く。 「はぁ…あっ…や…あぁ……んんっ…」 慣らされた胎内は、内部で指が動く都度、卑猥な音を響かせていく。女のように濡れる機能などない 筈の部分が、濡れていく感触に、リョーマは嫌々と頭を振り乱す。 「しゃぶってやろうか?」 「やっ…やぁ…はな…はなして…」 「離してどうするんだよ?自分でするか?」 向かい合う恰好でリョーマを抱え込んでいる所為で、桃城の下腹はリョーマの愛液で染みが滲んでい る。噛み付くように白い首筋に口唇を寄せれば、剥き出しの神経を玩弄されているのと大差ないリョー マの状態は、過敏なまでの反応を返し、胎内で蠢く指を締め付ける。それが桃城との結合を思い出させ、リョーマは言葉もなくただ嫌々と頭を振り乱すことしかできなくなる。桃城の目の前で、自身を慰めるなど、リョーマには到底できないことだった。 「だったらこのままだ」 「よごれ…ちゃ…」 桃城の首筋に両腕を絡め、肩口顔を埋めると、リョーマは嫌々とくぐもった悲鳴を漏らす。 いつだってどんな状況でも、最終的に桃城には逆らえない。兄の身代わりでいいと、この身を桃城の 前に投げ出したのは自分だ。どんな浅ましい要求も、受け入れるしか術はなかった。拒めば桃城はそ れ以上残忍な要求はしないだろう。けれどそれで桃城との関係が終わってしまうことも、リョーマはよく 判っていた。 嫌いではないと言われた。弟のように可愛いとも言われた。けれどそれは自分の望む答えでは無か った。桃城が誰を見ていたのか?桃城を見ていた自分になら判る。造作が似通っているのだ。身代わり 程度にはなるだろうと、投げ出した躯だ。けれどそれが今はこんなにも辛いと、リョーマは桃城にしがみ 付きながら、腰を喘がせる。 「今更だろう?」 辿々しい科白が何を意味するのか?半瞬考え悟った桃城は、苦笑しながら、リョーマの胎内に押し入 った二本の指を、容赦なく突き入れ、胎内を掻き回す。そうすれば、華奢な躯は、面白い程跳ね上がる。 後ろだけでイクことを教えたのは桃城だ。リョーマの何処をどうすれば弱いのか、桃城の指は熟知して いる。グチャグチュと卑猥な濡れた音が胎内から漏れ響く。その淫猥さに、リョーマは耳を塞ぎたい気分 だった。けれどそれを許されないことも、よく判っていた。 「あっ…!あぁっ……ッ!いやぁ…!」 二本の指が小刻みに肉襞を擦りながら、絡み付く花襞をVの字に押し開かれていく感触に、桃城にし がみつきながら、細い躯が硬直する。 敏感な部分を擦られるだけでも今にも達してしまいそうな目眩を怺えているのだ。擦られ掻き回され開 かれてしまえば、欲情は呆気なく訪れる。細腰の奥の奥に凝縮された熱の塊が、一挙に弾けそうだっ た。 「んくっ…ゃっ…駄目……」 ギリッと桃城のシャツを握り締め、口唇を噛み締め吐精をどうにか怺えると、頭上から面白そうな桃城 の声が響いた。 「だから舐めてやるって、言ったんだ」 それでももう今更そんなことをしたところで、リョーマの愛液により桃城のシャツは汚れている。 「言えよ」 「んっ…」 「しゃぶってって」 「ゃっ…ぁっ……」 聴覚から入り込む毒のように甘い科白に、リョーマは弱々しく首を振り乱す。 「じゃあ仕方ないな。このまま擦られてイクか?」 もっと深くまでいれてやるぞと、胎内の指が更に肉を押し開く。 「ぃや…ぃゃ…駄目…」 怺える限界を超えた熱に、華奢な躯がガクガクと小刻みな顫えを見せる。桃城の腹に押しつけられた 幼い肉茎は、先端から粘稠の愛液を零しながら、痛い程張り詰めている。 「ったく、この強情」 潔いほど小生意気なリョーマは、こんな時は驚く程に頑固だ。教えられた快楽をコントロールなどでき ない筈が、それでも頑なに吐精を拒み続けている。快楽に脆弱な肉体の何処に、こんながこんな一面 が存在するのか?桃城は苦笑しかできない。 「口唇噛むなって、教えてるだろう?」 諦めたように溜め息を吐きだすと、しがみつく面差しを顎を掬って上げさせると、噛み付くように口吻る。口内に滲んできた鉄の匂いに、眉を寄せると、桃城はリョーマの胎内に埋没させた指で、爛れた柔襞 を容赦なく掻き乱していく。 「ヒッ…ヒィッ……!やっ…やぁぁ!駄目…ダメェェッッ」 口唇を振り解き躯を逃そうと抗えば、思いの外強い力で抱き締められ、身動き一つできなくなる。 綺麗な黒髪は汗に濡れ、瀟洒な面差しは目前に迫った絶頂に紅潮している。 「あっ…あぁっ…!くぅ……」 ガクガクと細い腰が顫えあがり、鳥肌が立ちそうな絶頂に、リョーマは口唇を噛み締め迸りそうになる 嬌声を怺え、吐精していた。ドロリとした粘稠の愛液が、桃城のシャツに付着する。吐精の反動で、胎 内の指がきつく締め付けられる。それは桃城にも、リョーマの胎内で達する心地好さを思い起こさせた。 「くっ…ぅぅん…ぅ…ん……ッ…」 はぁはぁと忙しい呼吸を繰り返し、華奢な躯がグッタリ桃城の腕に崩れ落ちる。怺えるだけ怺えた絶 頂に、心身ともに達した余韻で、リョーマは忘我を漂っている。 「ゃっ…ぁっ……」 指を引き抜くと、その時だけリョーマが反応を示す。むずがり身動ぎ、それでもリョーマは脱力したまま だ。 白皙の貌は今は婬らに色付いて、白痴の眼差しが虚を彷徨う。そんなリョーマを塵臭い床に押し倒す と、桃城は脱力している靭やかな下肢を左右に割開いていく。 先刻リョーマの口内で十分昂められた雄を、喘ぐように綻ぶ最奥に擦り付ければ、リョーマが覚えの ある灼かれそうな熱に、ハッとした様子で桃城の姿を探した。 「まっ……まって…まだ…」 下肢を思い切り開かれている自分の痴態に、リョーマは慌てて身を起こそうと抗い、けれどそんな抗 いなど当然許される筈もなく、桃城はリョーマの下肢を胸まで押し開くと、膝で屈曲させる。そうすれば、 喘ぐ秘花が桃城の眼前に丸見えになる。 「みないでぇ…ッッ!」 何度躯を開かれても、桃城の眼前に丸見えに曝される浅ましい部分を、凝視されることに慣れること はない。それでも羞恥で身悶えるョーマの願いは、受け入れられることはない。 「愉しませろよ、リョーマ」 「あっ…!」 「俺に、抱かれたいんだろう?」 「桃……せんぱ…」 哄笑する声とは相反し、桃城の双眸が何処か哀しげに翳っているのを、リョーマは見逃さなかった。 それがリョーマに鋭い痛みを覚えさせる。 身代わりでいいと言ったのは自分だ。兄と似通った造作の自分を抱く桃城の気持ちは、一体どんなも のなんだろうか? リョーマは半瞬泣き出しそうに桃城を凝視すると、抗う抗いをすべて投げ出し、雄を受け入れる為力を 抜き、瞳を閉ざした。 すべてを諦め、未成熟な躯を差し出すリョーマに、桃城は悲痛な表情を刻み付けていることを、リョー マは知らない。 人形のように、力なく横たわる姿態。リョーマをこんな風にしてしまったのは自分のいたらなさだと、桃 城は口唇を噛み締めると、昂まる切っ先を秘花に擦り付ける。瞬間リョーマの躯が硬直する。 幾度桃城に躯を開かれても、受け入れる最初は痛みが伴う。まして達した余韻に顫える胎内を切っ先 で裂かれるのだ。 度を越した快楽は苦悦に繋がることを、リョーマは嫌という程桃城に教えられていた。それでも拒めな いのは、桃城を好きだからだ。兄の身代わりでも構わないと、子供の恋を傾けた相手だったからだ。 「いれるぞ」 静かな声に、硬直が増す。爪先が引き攣り、内股が受け入れる緊張に強張っている。そんなリョーマ をいたましげに見下ろすと、 「リョーマ」 桃城は優しくリョーマの名を呼び、雄を受け入れるには幼さすぎる胎内に、切っ先を押し込んだ。 どう言葉を募ったら、リョーマの誤解は解けるだろうか?壊れそうに脆弱な一面を曝すリョーマをこれ 以上壊せないから、桃城はリョーマを傷つけることしかできなかった。 「俺は、優しくしたいんだって、覚えとけよ」 情交の最中の言葉など、リョーマは覚えてはいない。痛みと苦痛と快楽の狭間で、腰を揺すりたてる リョーマは、桃城の言葉を覚えていた試しがない。 「今更の科白じゃ、もうお前は信用してくれないか?」 好きだと告げることは簡単だ。けれどリョーマは信じてはくれないだろうなと、桃城は幼い胎内に自身 を穿ちながら、硬直している華奢な躯を抱き締めた。 |