夏の終わりに
act2











「越前」
 柔らかい旋律を刻む葉擦れ。明度を落さず、その熱だけ殺いだかのような真夏の光に
包まれる華奢な姿態。緑の波間に立つリョーマに近寄ると、桃城は背後からソッと白い瞼
を片手で覆った。
 サラサラ流れていく草の音は、砕けていくあの雨の海を思い出させる。
 寄せて返す波の音。半瞬遅れ、崩れていく淡く脆い砂。
濡れるのも構わず、裸足で歩いた白い足。青空のような、綺麗な傘。色素の薄いリョーマ
の双眸と似通った蒼い傘は、雨だといのうに、何処までも晴れた空を連想させる、綺麗な
色をしていた。それはまるで、そんな色は、何処にでも転がっているとでもいうかのようだ
った。


『永遠、なんてさ………』

 白い指先が指し示した水平線。呟く程小さく漏れた声。合わせられた視線。綺麗な綺麗
な蒼い眸。青空なんて、本当は何処にでも有るというように、笑って差していた青い傘。
 水と水が摩擦して作り出される自然の音は、けれど雨が降っていた割には荒々しい印
象は微塵もなく、それはむしろ凪いだ水面をしていた。天空海闊とはこういうものなのかと、フト思った。
 果てしなく広がる水平線の彼方に見え隠れする世界。いずれ立ち向かう場所だとでも
いうように、目の前に広がっていた光景。
 静かに降る雨のように、受け止める海のように。いつか居る事ができるだろうか?
極当然のように、その愛しい生き物の傍に。願いも祈りも持たず、ただ極当然だとでもい
うように、罪悪を与えてしまう事もなく。摩擦し奏でる音を響かせるように、極自然に、そ
の存在と共に。


『綺麗なものだけ、覚えていたい訳じゃないから』

 白い白い指先が指し示した、灰色に染まる海。柔らかい雫を降らせる空。受け止める海。いつか、そんな風に在れたらと、繰り言のような願いを願いながら、眺めた光景。




「桃先輩?」
 不意に触れられ塞がれた視界に、リョーマはさした驚きを見せる事もなく、少しだけ小首
を傾げ、桃城の名を呼んだ。
 桃城のこれは、髪を梳くのと変わりない癖の一部だと知っているから、リョーマが驚く事
はない。リョーマには、もう判っているのだ。桃城がこんな仕草をする時は、二つの意味し
か持ってはいないのだという事など、それこそ今更だった。
 一つは、リョーマが無自覚に泣き出しそうな表情をしている時だ。桃城の前でも滅多に
そんな表情を覗かせないリョーマの内心を、けれど桃城は的確に見抜いていく眼を持って
いる。
 そんな時桃城は、リョーマの意識を周囲から切り離し、隔絶する為に、白い瞼を大きい
掌中で塞ぎ、心を開放させようとする。
 それはまるで、誰も見ていないから、泣いていいと言われているようだった。押し隠す事
なく、心を開放させろ。そんな不器用な声が、リョーマには聞こえてくる気がした。
 それは桃城の言葉に出されない、莫迦みたいな優しさだろう。だろうと思えば、やはり
悪党でタラシで詐欺師だと、リョーマが内心毒づいても、罪はないだろう。桃城は悪い男
の要素を、ふんだんに持ち合わせている男だ。手の内など決して曝さないくせに、甘やか
す事だけはしてくるのだから、悪い男の見本には違いない。見抜く眼を持っていなければ、そんな仕草は、騙されるのは間違いなかいらだ。そしてリョーマは、騙されてしまう莫
迦ではなかった。
 二つ目は、桃城自身が泣きそうな時だろう。漠然とでもリョーマが気付いたのは、正月
の時だ。泣きそうと言うには些か比喩がすぎるのかもしれないそれは、桃城の内部で、
収まりすぎない感情が波立つ時だろう。
 風に吹かれカタチを形成するこの草のように、桃城の内部でも、言葉に吐き出されない、桃城自身、明確に言語構造されない領域で、待て余す感情が有る時、桃城はこうしてリ
ョーマの視界から自分を隠すような仕草をする。
 それはリョーマの目の前で、弱さを曝す事が禁忌であるかのような仕草であると思う反
面。相対する相手に手の内など曝せず、何処までも気安い開放感を与える術に長けてい
る桃城が、リョーマの前でだけは隠す事なく、内側を曝す瞬間でもあるのだと、リョーマは
もう知っている。
 それが桃城の弱さではなく強さであり、同時に、曝される桃城の幾重かの内側に触れる
瞬間。リョーマはどうにもならない喜びを感じてしまう己の歪みに、自嘲する。その歪みす
ら、どうにもならない喜びを伝えてくるから、いい加減溺れている自覚など有り余っている
のだろう。
 満たされる為に餓える欠け。満ちてしまえば怖いのは道理だ。欠けるために餓えていく
その餓えは、一体いつからこんなにも歪んだものを抱き込んで、身の裡に根を生やしてし
まっていたのか?リョーマが自覚した時には、既に身の裡は巣喰われ、遅すぎた。
「ねぇ?桃先輩」
 真冬の昼下がり。桃城の家の玄関前。空を見上げていたら、不意に塞がれた視界。
その時伝わってきた桃城の内側。掴めそうで掴めなかった距離。その時瞼を塞がれた意
味を、リョーマは今漠然と判った気がした。
「今は、あんたが泣きたい?」
 そう告げた時。この科白は、正月のあの時にも言った科白だと不意に思い出し、リョー
マは口許だけで薄く笑った。
 トンッと軽い音を響かせ、リョーマの薄い背が、桃城の胸板に体重を預けた。
耳を打つ柔らかい葉擦れ。草叢の波間。明度はそのままに、熱を殺ぎ落して降る真夏の
光。遠くから聞こえる蝉の声。
 桃城が不意にどうしてこんな仕草に出たのか、リョーマには判らない。けれど、桃城の
何処かが痛んでいるのは判るから、リョーマは素直に桃城に甘えた。それは桃城に見せ
るリョーマなりの優しさで、甘やかすのが得意な恋人に見せる、リョーマが桃城を甘やか
す術、だった。
 甘える事で、甘やかす術など、今までのリョーマなら知る事はなかった。けれど極時折
桃城が見せるこんな局面で、甘える事は、桃城を甘やかす事に繋がっているのだと気付
いた時から、リョーマは桃城を甘やかす時がある。
 きっと桃城を今まで散々に甘やかしてきた年上の女達も、こんな気分だったのだろうか
と思えば、桃城の甘え上手さまで理解できてしまい、それはそれで、リョーマには腹の立
つ部分ではあった。理解すれば、桃城はやはりタチの悪い男なのだと思わずにはいられ
ない。
「ねぇ?桃先輩」
 自分の何処が桃城を痛ませたのか、リョーマには判らない。きっと生涯、リョーマには判
らないだろう。削り出されて行く脆い場所を抱えたまま、歩いて行くリョーマには、その姿
そのものが、時折桃城に莫迦みたいな感傷を抱かせてしまうのだとは、きっと生涯気付
かないに違いない。そして桃城も、気付いてほしいなど、欠片程にも思ってやしないのだ。
「俺も大概、甘やかされてるのかも知れないな」
 恋情とテニスという、まったく相反するものの狭間で焦燥を抱き、どうにもできない苛立
ちに痛みさえ抱いているのはリョーマの方だと思っていた。だから自分が先に歩き出そう
と思ってきた。
 実際桃城はそうして未来を限定し、テニスという道を選んで歩こうとしている。けれど本
当は、リョーマの方がより早くその道を選び、桃城に未来の有り様を指し示し、言葉を繋ぎ、歩き出していたのかもしれないと、桃城が思ったのは、全国大会の閉会式直後の不
二の科白を聞いた後から考えていた事だ。


『誰だって、好き勝手に何かを見て、感じて、生きてる程度、知ってるから』


 リョーマが時折思い出したように呟くその科白の背後に横たわる言葉を、自分は読み違
えていたのかもしれないと、桃城が思い知ったのは、不二の科白を聞いた後からだ。
 限定されない未来の有り様。未来は常に不確定で、同じ光景を見ても、眼球というレン
ズを通せば、感じ方などまったく違う。同じ光景を見ても、同じように感じるなど誰にも分か
りはしないものだ。そんな、何処か突き放した子供らしくないその言葉に隠された意味を、
桃城は思い知った気がした。
 誰もが胸に持つ望みや願い。大きく捩じれた美しい願い。細やかで歪に歪んだ綺麗な
望み。どれもが望み願う当人にしか到底判り得ない胸の裡だ。それは時には、願い望む
当人にさえ、自覚しているのか怪しい代物だろう。
 それでもリョーマは口に出し、その不確かな未来の有り様というものを、桃城に示して見
せたのだ。その意味を、その重さを、桃城は今更思い知った気がした。
「俺も、まだまだ、だな」
 塞いだ瞼から、長い前髪を梳き上げ、長い腕が胸元に回った。
「俺達が今知らなくていい言葉は『限界』なんでしょ?」
 輝く夜空を見せてくた桃城が、真摯に告げた言葉は、そんな科白だった。
 いずれ訪れるだろう終焉。走り続け、いつく辿り着く場所。回帰される居場所。その場所
に辿り着く為に、今の自分達に必要のない言葉は『限界』なのだと、桃城はリョーマに告
げた事がある。その時リョーマの身の裡に走り抜けた衝動の大きさを、桃城は知らないだ
ろう。
「そうだな」
 リョーマから決してテニスは取り上げられない。リョーマ自身意識していないだろうが、リ
ョーマはテニスを失ったら、間違いなく崩壊する。それが判るからこそ、桃城は歩き出すと
決意した。それは他の誰の為でもなく、自分自身の為にだ。どれ程の繰り言を掲げてみた所で、所詮人は誰もが、自分の道しか歩けないのだと判っているからだ。願うだけなら、それはガキの戯れで終わってしまう。ガキの絵空ごとで終わらせない為に、手の内に残
されたものを考えた時。桃城は歩き出す道を選んだ。
「努力、してくれるんでしょ?」
 言葉に出さない桃城の強靭さを目の当たりにしているからこそ、リョーマは桃城の科白
に疑いを持つ事などなかったし、持つ必要もなかった。
「ああ」    
 それがどれだけ分の悪いものだとしても、リョーマと居る為の努力を、桃城は惜しむつも
りなど端からなかったのだ。
「夏が………」 
 頭上を見上げ腕を伸ばせば、触れられそうな質感の有る白い雲が、切り取ったように浮
かんでいる。真夏の空は、けれど高地の為その距離は高く、夢のように綺麗な遠い色を
している。真夏の陽射の中。肌を撫でる風は清涼で、一つの季節の終わりを二人に予感
させた。
 サラサラと流れていく涼やかな旋律。波打つ草叢。光を弾いていく、幾重もの綺麗なも
のたち。
「ん?」
「来年もさ」
 半袖のシャツから伸びる白く長い腕が、桃城の腕を求めて背後を探る。
 一体この細い腕の何処から、あれ程力強いテニスが生まれるのか?
幾度番い、その華奢な躯を腕にしても、桃城には判らない。腕に抱けば抱く程。判らなく
なる瞬間が、桃城の内部には有った。
 目的の物を見付け、リョーマの両腕が、背後の桃城の腕に絡んだ。桃城の腕は、極自
然に慣れた動きで、リョーマの胸元でクロスされる。
「来年も、来ような」 
 途切れた言葉の先を繋ぎ、深みのある声がリョーマの耳に落ちた。
「嘘つき」
「嘘じゃないさ」  
 クスクス笑うリョーマの即答に、桃城は苦笑する。
来年も再来年も、こうしてリョーマと居たいと望むから、桃城は努力するのを怠る事など考
えもしなかった。それは丁度、正月にリョーマから切り出された科白と同じだと思い出す。
 遠くで鳴く蝉の声。真夏の色をしているくせに、高く遠くなる空に、嫌でも夏の終わりを予
感する。それは身の捩れる郷愁をも感じさせるものだ。
 薄い被膜のような桜。陽射に舞う淡い花片を視る時。手の中に閉じ込めてしまいたい衝
動に、人は望郷を感じ、その儚さに、終末の寂しさを感じ取る。
 黄色に色付く街路樹を眺めれば人恋しさが増し、次に訪れる身の凍える冴えた季節に、更に人恋しさが増す。
 凍り付く空気に身を竦めれば、一歩室内に入った時の温かさと安堵は、柔らかい想いを
与えてくれる。人恋しさに抱き合う温もりに、泣き出したくなる。通り過ぎていく季節は、何
処か柔らかく、そして終わる季節を予感する時。どうにもならない寂しさを感じるのは、莫
迦莫迦しい感触なのかもしれない。特にリョーマと桃城の二人にとって、夏は特別な意味
を持つから尚更だろう。
 滲む汗。逸る鼓動。真夏の暑いコートを疾走する影。時には心臓が引き裂かれ、破れそ
うになる程苦しいというのに、テニスは棄てられないのは互いに同じだ。それは誰の為で
もなく、自分の為の戦いだからだ。
「夏が、終わるね」
「ああ、そうだな」
 夏休みの残日数も僅かという八月下旬は、夏至から二か月が過ぎ、夏だというのに、
日暮れが早い。そんな夕暮れを意識すれば、夏の終わりを実感する。
 身の裡が何処かが引き攣れていくかのような、一抹の寂しさは、やはり泣き出したい望
郷をもたらしてくる。
 高く距離が開く空。早くなる夕暮れ。ゆっくり遠ざかるら蝉の鳴き声。相反し、夜になると、秋の訪れるを告げる虫達の声が、終末の季節を知らせてくる。それは終わらないものも、カタチを変えないのも、ないのだというかのように。
 季節の終わりは何処か物悲しさが付き纏い、心根が絞り上げられる寂しさを感じずには
いられない。それはやはり感傷的でもあり、泣き出したい愛しさと同時に、過ぎていく季節
に重ね合わせていく思い出達を惜しむ気持ちが、湧くからなのかもしれない。
 終末を迎えずにはいられない季節同様。変容を止められない人の有り様というものを、
二人は互いの姿を重ね合わせ、理解していた。季節の終わりは、普段なら意識しない些
細なものまで感じ取り、感傷的になっていく。
 一つの季節の終末は、二人にとっては新たな分岐でもあった。変容しないものなど何処
にもないというかのように、頭上で刻々と姿を変えていく白い雲。
「約束」
 スルッと、リョーマは桃城の腕の中で優雅ともいえる身のこなしで反転すると、右手の小
指を突き出し笑った。
「来年も、連れてきてくれるんでしょ?」
 それでも、この夏は二度と帰らないものだと知っている。
未来は不確かで、確実なものなど何処にもない。けれどだからこそと、願う。
「約束だ」
 変わらないものなど何処にもないと言う、物事の理屈など知っていて、リョーマはそんな
ものを簡単に飛び越し、桃城の胸の内側に触れてくる。
 桃城は深い微苦笑を刻み付けると、リョーマより節の有る太い小指を、細い指先に絡め
た。
 白い指先に絡む褐色の指。それは完成された大人の男の指のようで、リョーマは少し
ばかり憮然となった。
「忘れないでよ」
 来年はカルピンも連れて来よう、リョーマはそんな風に笑う。
「お前こそ、忘れるなよ」
 お前テニス以外は、物忘れ激しいからな。
軽口に紛らせ笑う桃城の内心を推し量るように、リョーマが精悍な面差しを凝視する。
 手塚の後を引継ぎ、全国区の青学テニス部を率いて優勝した桃城の造作は、此処最近、鋭角に研ぎ澄まされ、大人の男の印象を深めていく。きっと桃城自身に、そんな自覚
はないのだろう。その自覚のない精悍さが、リョーマの胸を苦々しくさせるのだと、桃城は
知らないに違いない。
「あんたこそ、忘れないでよ」
 通り過ぎていく季節を惜しむより、尚寂しい苦さを飲み下す気分を与えられるまは何故
なのだろうか?
 二度と帰らない夏の光。けれどいつか思い出す時。柔らかいもので循環されるように。
この寂しさも苦さも、泣き出したい程の望郷にも似た想いの全てを。都合よく変質してしま
う記憶は、けれどきっと季節という光景に触れれば、その時感じた愛しさも哀しみも、全
て綺麗に思い出させてくれる気がした。
 それはリョーマが桃城と見てきた幾重もの光景を、季節の中に思い出す時。綺麗に循
環されるてくる感情達が、柔らかく胸を締め付けてくるから思える事だったのかもしれない。
「忘れないでよ」
 寂しくて物悲しい季節の終末。それ以上に胸を締め付ける苦しい想い。それは決して安
易に手放せる代物ではなかった。
 一つたりとも忘れないように。この哀しみも切なさも苦しみも。全て忘れる事なく糧となる
ように。掲げ傾ける願いが、枷ではなく、糧となるように。 
「忘れないさ」
 其処に在るだけで、例えようもなく綺麗で愛しい生き物。
血を流しながらも、切っ先の上を歩いて行くまっすぐな眼差しに誇れる強さを、桃城は願っ
た。
 風が草叢を揺らす都度。夏の光が緑の波を作り出し、旋律を刻む。一定方向に流れて
いく風。作り出されていく緑の波間。夏の終わりを告げているものたち。
 無我夢中で駆け出し始めていた季節の終わりに、二人もまた分岐に立っているのかも
しれない。
 火傷するような、激情に抱き合う真夏の恋情から、より深く透明度を増す秋の光景のよ
うに、更に苦く切ない想いを抱いて。
 子供の恋では、もう満足できない部分まで、二人は辿り着いてしまっていた。そう実感し
た時。互いに見詰め合う瞳の色が、違っている事に二人は気付いた。
「忘れないさ」
 桃城がリョーマの髪をクシャリと掻き乱し、深く笑う。
「嘘つき」
 そんな桃城にされるままに、リョーマは可笑しそうに笑った。 いつか回帰される、辿り付
く居場所。大切にしてくれる人に、誇れるように歩いて行きたいのだと、リョーマは可笑し
そうに笑う。
「騙されてる方が、倖せだぞ」
 柔らかく笑うから、桃城は悪い男の見本なのだ、リョーマは背を伸ばした。そんな風に柔
らかく笑われてしまえば、騙されてしまいたくもなるのだ。桃城の誠実さなど、欠片も疑う
事もないままに。
「悪党」
 風が生み出す草の波。サワリと流れ、刻まれていく旋律に、夏の終わりを知る。
「越前」
 愛しいと愛しい、綺麗な生き物。その存在そのものが、願いという名前なのだ。
「忘れないでよ」
 二度と帰らない夏の光。それでも思い出せば、この切なさも綺麗に循環されてくるのだ
ろう。



『永遠なんてさ、本当は何処にでも転がってるものなんだから』


 海に降る雨。揺れる草の波。綺麗に循環されてくる光景そのものが、約束であるように。



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