作品と解説 11
つ ぼ
はがき(14.6×10)
壺には狭くても一つの世界がある。
ツボスミレとか坪庭とかも、広い意味で壺と関係がある。
後漢の費長房が薬売りの壺公に頼んで壺の中に入れてもらうと
その中は酒や肴の豊富な別天地であったという有名な「壺中天」の物語がある。
古代の青銅器に見る「壺」の字の中から、やや下ぶくれのものに注目し、
少しデフォルメするつもりで書いてみた。
結果は御覧の通りで、ムーミン谷のスナフキンに似たものになってしまったが、
これも一興と、9月の「ひょうたん島ミニギャラリー」に出品することにした。
喫茶店ひょうたん島は姪が俳句仲間と利用する店で、縁あって作品を展示してくれる。
お店については 「ひょうたん島ミニギャラリー」案内 を参照して下さい。