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作品と解説 18 大鳳九万里 |
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33.5×127.5 この作品は墨』スペシャル18「名言名句を書く」(1994年1月芸術新聞社)に掲載したものです。 秋にたのまれて書いた作品でコメントを求められたので次のように解説を書きました。 二十数年前から寝かせていた半端な紙を、 縦や横に使って、二行から八行まで字詰めを 変えて種々書いた中の一枚。 紫色の紙は実はもう少し淡い青紫色です。 なぜかよく沁みこむ紙でした。 紙のヘリが変色していたので、その部分を切り落として書きました。 詩文は李白の詩で題名は「上李ヨウ」です。 詩文の解説には 大鵬、一日風とともに起つ、扶揺(つむじ風)ただちに上る九万里 とあります。 |