もくじへ   閑話一欄へ





今年は子年なので、年賀状には「子」と

書きました。中国最古の字書『説文解字』に

古文として 記録されている 湯気を立てて

いるような 子の字です。

誰かが温泉マークのような 子だと

言っていました。

周りにある小さい字は 碩鼠(大ネズミ)

という題の『詩経』にある詩です。魏風とい

う山西省の民謡の一種です。


ネズミよ ネズミ

私の黍を食べないでおくれ

長年あなたに つかえて来たが

見てはくれずに つれない仕打ち

私は行きます あの楽土

楽土よ 楽土 そこが私の住む所




そのあとは 二番も 三番も似たような意味です。

ネズミは 役人に 穀物は 税金にたとえている

との 解説が 定説です。