小屋根は扇垂木仕様になっています。

  

小屋根は二重破風


  

脇障子の左右前面

  

大脇の左右前面

  

大脇の左右後面


  

犬勾欄・組物があります。担棒は頑丈に固定されています。

  

台木廻り、特徴的な曳綱鐶です。

  


撮影していると関係者のお方にお声を掛けていただき、色々気づかなかった「コダワリ」を教えていただいきました。

  

担ぎ棒の裏側には、溝が施され担ぎ棒を持ちやすいように工夫されています。
また後ろの担ぎ棒にも、後ろを持ち上げる機会が多いので、角柱ではなく若干丸みを帯びた形に細工したそうです。

  

内部から見ると、三枚板の奥行きが相当あることが分かります。太鼓を入れている町もあるそうですが、野堂南さんの場合は入れられなかったそうです。
ブレーキにも野堂南さん独自の細工したとおっしゃっていました。

  

正面土呂幕に網が掛けられていないのは、バッテリーなどを入れる為、土呂幕を折りたためるようになっているからだと思います。
獅噛のタテガミも、曳行事情等を踏まえ色々思慮なされたとおっしゃってしました。

色々教えていだだきありがとうございました。

(最後の画像は、2007/12/30 餅つきの際、追加撮影)