■あとがき

作中の捏造部分についての補足説明。

(参考資料・2012年夏に出た玖保キリコさんの『ロンドン丼』というイギリスエッセイ。

そもそもこのキスシウお茶飲みませんか話を書こうと思ったきっかけが、今からちょうど一年前くらいに
放映された、せとまる出演のグレーテルのかまど、というテレビ番組でヴィクトリアサンドイッチケーキが
紹介されたことで。

そのとき、イギリス在住のマンガ家として、玖保さんも番組に出たらしたんですよね。
で、そのとき彼女がイギリス関連の本をいろいろ出しているのだと知り、調べてみたらちょうどもうすぐ
新刊が出るとのことで、なにかの参考になればいいなあとそれを買ってみたんですけど、
しかしこれ読んでみたら、
えっ!?イギリスの子供ってそうなの!?だったら私の妄想いろいろ成り立たなくなっちゃう!ヽ(;▽;)ノ
ということが多々(苦笑)

結局、リアリティより萌えを優先することにしたんですが…(´▽`;

なのでここでそこらへんの事情についてや、他よくわからないで書いている部分、捏造設定などについて
いろいろと(苦笑)

以下、本文抜粋、カッコ書きで説明文つける、というカタチで。)



1、

■青い空いっぱいに、白い雲がぽこぽこいくつも浮かび、流れていく。
その、雲のあいだからさす太陽のひかりに、揺れている木の、葉や、草が、ときどききらりと光る。

(だけどイギリスってこういう天気のいい日ってあんまりないっぽい…?(´▽`;
あと、作中の季節は一応初夏のちょっと手前くらい、を想定して書いてますが、日本みたいに梅雨が
あったらどうしよう(´▽`;


■そんなふうに思いながら、ぼくは、学校の、大きな石づくりの門を急ぎ足でくぐった。
最初の棟を通りぬけ、中庭を四角くかこむ回廊にきたとき、

(学校もわかんないのでなんかこう、全体的に石っぽい、昔の修道院とかなんかそういうイメージで。
自分がそういうの好きなもので(苦笑))


■突き刺さりそうにとんがった、高いかかとの靴、ぴっちり髪をひっつめた女の人、担任の先生。

(高圧的な、ちょっと感じの悪いイメージにしたかったので)


■…ぼくは、じぶんの、めも、みみも、こころも、なにもかもぜんぶが、
ぼくのぜんぶが、
その、男の子のほうに、強く、強く強く、強く、ひきよせられた気がした。

(劇場版を見たときに、ぱっと、
『ああ、キースは東洋からきたかわいこちゃんにひとめ惚れしたのね(´▽`)』
と、特に理由もないけどそう思っちゃったので、そういう感じにしてみました(笑))


■「もうすぐ授業なのに、なにか用事かな?やった、自習になるかも!」

(自習とかあるのかなあ…(´▽`;
こういうとき、『ああ、もっと海外のドラマとか見とけばよかったわ』って、思う(苦笑))


■言葉が…、わからないんだ。

(言葉もろくに話せないうちから学校に通わせるかなー?とは思うけど、
けど劇場版でシウがそう言ってるしねえ…
とりあえず、親御さんはシウに早く英語を話せるようになって欲しかったのだと解釈してます)


■授業が終わって休み時間になるたびに、先生が、シウの机まで行き、どこかへ連れて行ってしまうのだ。

(シウひとり教室に残したところで今はまだクラスメートとのコミュニケーションも出来ないし、
言葉のわかる先生が学校を案内したり授業の内容をかいつまんで説明したりしてシウの相手をしていると
いう設定でした)


■学校からの帰り道、じぶんの家を通り越して少し向こうに行ったところに、ぼくの、おばあちゃんの家が
ある。

(参考資料によると、
子供がひとりで遊びに出歩くことってないんですって(´▽`;
外出時は保護者が付き添うことが一般的なのだそうですが、それをしてしまったらいろいろややこしいし
第一ふたりきりになれないじゃん!!!(;▽;) 
と思ったので、そこらへんはあえて向こうの習慣にはならいませんでしたすいません(´▽`;


■おばあちゃんは、ひょろりと痩せているのに、どうしてか、とても、どっしり、とした感じがする。

(おばあちゃん捏造。
料理上手で博識できちんとしていてなおかつ新しいことにもあんまり抵抗ない人、というイメージ。
どうしてそういう設定にしたかは覚えてないんですが、キースが几帳面そうな感じがするからかな(´▽`;


■午後のあたたかく晴れた空の下、石畳の道を駆けぬけ、おばあちゃんの家へ向かう。
大きな道から小さな道へ、空が広く見え、顔を、さらさらとなでていく風に緑のにおいが混ざりはじめたら、
もう、すぐそこだ。

(学校はそこそこ街の中、って感じで書いてて、おばあちゃんちはわりと緑の多い郊外ぽい感じで書いて
るんですが、問題はそういう場所がすぐ近くに隣接しているのかどうなのかという…(´▽`;
劇場版でも、船に乗ったらすぐ周辺が緑ばっかりになってたからいいかなー?って思って書いてしまいま
したが、実際のところはどうなのか…(苦笑))


■ぶ厚く焼いたケーキを二枚に切って、ジャムをはさむんじゃあ、ない。
型をひとつじゃなくて、ふたつ使うということは、
上の、茶色くこんがり焼けた香ばしいところも、ひとつじゃなくてふたつ、だっていうこと。
それが、このケーキのいいところ。ぼくも大好きだ。

(番組によると、そうらしいです(苦笑))


■「シウが悲しいとき、そばに誰もいなかったどうしよう、って…! そ、そう、思ったら…!」

(イギリスでは子供をひとりで家に置いておくこともないそうです(´▽`;
だから、ほんとならキースがこういう発想をすること自体ないのでしょうが、すいませんそこもあえてスルー
しました(苦笑))


■ぼくが読み書きをひととおり覚えたころ、
『わからない言葉があればこれで調べなさい』
と、お母さんが用意してくれた、あの、ぶ厚い本。
辞書。

(劇場版でシウが『小さい頃』と言っていたので、だいたい小学校一年くらい、7〜8才くらいのつもりで
書いてますが、はたしてその年頃の子が辞書とか使うのか…(´▽`;


■「キース、この、ヴィクトリア・サンドイッチケーキはね、
昔、大好きなお婿さんを亡くして、深い、悲しみに沈んでいる女王様の、そのお心をお慰めするために、
作られた、ケーキなんだよ。
女王様に、また、笑顔になっていただきたい、そう願って作られたのが、このケーキなの」

(だそうです。
で、おばあちゃんにこのセリフ言ってもらうにあたってものすごく困ったのが女王の夫の呼称ね(泣笑)
最初、単純に、女王様のダンナさんなんだから王様だよね?と思ったけど、よく考えたらそれ違う(´▽`;
国のトップはひとりしかいないはずだよな、じゃ王様はないわ、とそこまではいいけど、
だったらどう言えば(´▽`;
固有名詞では関係性がぱっとわからないし、女王のほうがエライのにダンナ様はヘンだし、夫、では
なんだかあんまり敬意が感じられないしあまり子供に対して使う言葉でもないかなあと思って、
苦肉の策でお婿さんになりました(´▽`;


■ぼくは懐中電灯、おばあちゃんは火を入れたランプを手にもって、

(ランプとか今でも使うのか謎だけどそこらへんは雰囲気重視で!(苦笑))


■二階から、屋根裏部屋にのびる木でできた階段が、ぼくとおばあちゃんをのせて、少し軋む。
静かに駆けあがった先の廊下は、
壁紙が貼られていない、むき出しの木の、乾いた匂いがし、西にある明かりとりの窓から入る日の光で、
思っていたほど暗くはなかった。

また階段をあがって、北と南にひとつずつある屋根裏部屋の、北のほうのドアを開けた。

(家屋の描写も、『あれ…?これ、(この描写で)間取り図書けます…?(´▽`;』って感じなのですが、
ここらへんももう雰囲気重視でお願いします…!(;▽;)


■そういえば、テニスを始めてからはぜんぜんきてなかったなあ…

(キースがいつからテニスを始めたかはわからないけど、キースがシウに教えてくれたということは、
おそらく出会う前には始めていただろうなと)


■「さっき渡した本と、もう一冊、よく似た装丁の本があるんだけれど…」

(とりあえず私が高校のときに買わされた和英と英和はそういういかにもセット感あふるる作りだったので
そうしてみたけど、けどイギリスも同様かどうかは激しく謎(´▽`;


■ドアが閉まるとき、光のぐあいなのかな、
なんだか部屋の中の空気が、ほっと、やわらかくなったような気がした。

…おじいちゃん、ありがとう。ぼく、がんばるからね。

(あくまでそういう気がしただけでそこにおじいちゃんがいるつもりでは書いてません(笑))



2、

■薄いグリーン。少し暗い。少し小さい。模様はない。つるつるしてない。けど、触るとやさしい、やわら
かい。

(劇場版でシウがカーキのパーカで、よく似合っていたので、そこから。
あと、イギリスにおける便箋や封筒のバラエティの豊かさは謎ですが、そこらへんはもう、そこそこ種類は
あるのだろうと想像。なかったらすいません(´▽`;


■「うん。もうだいぶ日が陰っているから、気をつけて帰るんだよ」

(こういうふうに子供をひとりで帰らせることもないそうです(´▽`;


■家に帰ったら、すぐに手紙を書きたいけどまずは宿題。

(宿題事情もわからないのであるものだと想像(´▽`;


■「キース!帰ってから手を洗ってうがいした?
もうご飯だから、もししていないならその前にちゃんとしてきてちょうだい!」

(手洗いうがいとかもさせられるのかわからないのでこれも想像ですよ(´▽`;
またお母さんのキャラについてはとくに決めてないです)


■『親愛なる、リン・シウ様

ぼくと、友達になってください。
ぼくのおばあちゃんの家で、ぼくといっしょに、お茶を飲みませんか?
おいしいケーキもあります。
次の日曜の午後一時に、学校の門まできてください。』

(しかしのちのグレかまフルーツケーキ回で、イギリスでは
お茶に誘う=友達になりたいんです
だと知って愕然(´▽`;
だから本来ならこの手紙の文面をキースは思いつかないはずなんだけど、
(思いつくならイギリスではお茶に誘うのはそういう意味だけど中国では違うかも、だから念のため友達に
なりたいですって書いておこうとか考えるシーンが必須)だけどもう話考えちゃってたし…!ヽ(;▽;)ノ


■そして、言葉をひとつずつ辞書で調べて、英語の言葉を、中国語の言葉に、おきかえていった。

(私は英語も中国語もわからないのでこの方法でうまくいくのかもさっぱりわかりません(´▽`;


■「キース!お風呂の時間よ!」

(ヨーロッパでは湿度が低いからそんなに頻繁に入らないらしいとか聞いたような気がするけど
入れちゃった(笑)
あと一応ひとりで入浴してるつもりで書いてるんですけど、イギリスでのそこらへんの事情ってどう
なんだろうね?いくつまで親に面倒見てもらうんだろう?)


■はじめまして。ぼくはシウくんの新しいクラスメートの、キースといいます。

(なんでキースはファミリーネームの設定ないのん…?(;▽;)
本当なら、こういうところでは生真面目にフルネーム書く子だと思うんですけど、だけどわからないので
しかたなく名前だけ… 設定がないとはいえ、ちょっと悔しい(泣笑))


■「ぼくと、友達になってください。
ぼくのおばあちゃんの家で、ぼくといっしょに、お茶を飲みませんか?
おいしいケーキもあります。
次の日曜の午後一時に、学校の門まできてください。」

(学校からおばあちゃんの家までは歩いて三十分くらい。
キースは少し余裕をもって時間を決めてるんですが、早く着きすぎたときのことは考えてません(´▽`;
そこらへんはまだ子供ということで(苦笑))


■と、考えていると、教室の前のほうの扉が、がらがら、と、音を立てた。

(ドアだと、開閉時が危ないかなと思って引き戸にしたんですが…
イギリスの学校って、どうなんだろう…(´▽`;



3、

■お昼までの授業が終わったあと、ぼくはおばあちゃんの家まで走って、おばあちゃんの作ってくれた
お昼ごはんを食べながら、ばたばたとテーブルとたたいた。

(土曜は授業があるのかないのか、あったとして一日なのか半日なのか(´▽`;
わからないので、とりあえず半日あることにしてます(苦笑))


■「そうだねえ…
違う国からきてまだ日も浅いのだろうし、イギリスに移り住むための手続きがまだいろいろとあるのかも
しれないねえ」

(私もよくわかりません…(´▽`;


■「シウ!」
ぼくたちはすぐに近づいて、今、ぼくの目の前にはずっと会いたかったシウが、苦しそうにはあはあと息を
している。ぼくもそうだ。ああ、シウ、会いたかったっていいたいのにどうしたらいいのかわからないよ!

(こういうところで親御さんが一緒だと盛り上がらないよなと思うわけで…(´▽`;


■「キース、おれもおまえと友達になりたい」

(出会ったころはむしろ、キースよりシウのほうがガラ悪かったんじゃないかなーと思ってます(笑)
キースはぼんぼんで、一人称もぼくな子なんだけど、
シウの前でかっこつけたくて、シウが英語を喋れるようになってどんな口調かはっきりした時点で、
キースの一人称や言葉遣いも強い調子のものに変わっていくのだろうなと考えてます)


■シウが見ていたのは、たくさんの花が並んでいる花屋さんだった。

(花屋も、こういう感じのがイギリスにもあるのか自信ないよ…(´▽`;


■あれ?なんだか… 微妙な反応?
嬉しくも、楽しくも、ない、みたいな。そんな。

(シウサイドの話を書くか決めかねてるのでもうここで先に書いちゃうけど、
このときシウは、『花屋なのは見たらわかる』って思ってます(´▽`;
だけど同時に、『まあ、だけど花屋としか言いようがないよなあ(苦笑)』とも思ってるし、キースが自分に
いろいろ教えようとしてくれてるのはわかってるので、
だから借りた辞書を使って、感想を言いました。
このときシウは『きれい』としか言えなかったけど、本当は、『あの花きれい。キースが持ったら似合いそう』
と、思っています)


■とつぜん、シウが、はっとした顔で、ぼくの腕をつかんだ。
えっ?なに?なに??
おどろいていると、シウが、ぼくの腕時計を指でつつく。

(いつまでもぶらぶらしてていいのかということにシウが先に気づいて、時間は大丈夫なのかと(´▽`;


■「だ、」
けどおばあちゃんはそれをどこでおぼえたの、と聞きたかったけど、もうダイニングキッチンだ。

(近所のお嬢さんにインターネットで調べてもらって丸暗記したって設定があって、
で、シウがトイレに行ってる間にそのことについて話す、ってつもりでいたんですけど、でもきっとキースは
シウを案内するとき、絶対外で待ってるよね、と思いなおし、結局それをどこで覚えたの?ということの
説明は省きました(´▽`;
シウが聞いてもわからないキースとおばあちゃんの会話は、そうしてる間シウがかわいそうだし、出来る
だけしないほうがいいよなと思って)


■そして、テーブルの上に並べられた三人分のカップと、お皿の、真ん中の…
大きな、お皿の上には…
おばあちゃんが作ってくれた、ヴィクトリア・サンドイッチケーキ!

(せっかくだから、もっといろいろお菓子を出したほうがいいかなあと思ったんですけど、それだと
サンドイッチケーキが霞むので、あえてこれだけで(´▽`;


■うん、今、とてもうまくいった!ぼくたちとてもぴったりだった!
ふふふ、うれしい。

(シウが言ってた、ふたりでダブルスを組んでからは無敵、な未来を暗示してみました(´▽`)


■ぼくがケーキを皿にのせているあいだに、おばあちゃんはそれぞれのカップを引き寄せ中にお湯を入れ、
ミルクを用意し、カップの中のお湯を捨て、
そして、ポットから、きれいな濃いこはく色をしたお茶を、カップにそそいだ。

(お茶の作法については詳しくないです… 間違ってたらごめんね(´▽`;


■だから、無理いって、おばあちゃんにもぼくの相手をしてもらっていたことがある。

(と、言っても、おばあちゃんは立ったままで球出ししたりとか、作中みたいに相手のところに打って
ラリーが続くようにしたりとかです。おばあちゃんを走らせたりはしてませんよ(´▽`;


■切りくちを皿にぴたりとふせられた半分レモン、シロップ、炭酸水を出して、グラスをふたつ、もってきて、
その中に、シロップと炭酸水を入れる。
それからレモンをぎゅっと絞って、窓ぎわにおいてあるミントの鉢から葉っぱをちぎって洗って、グラスに
ひょいとほうりこんだ。

(中に戻ってきたときになにを飲ませるかについては、一応、『イギリス 冷たい飲み物』とかで検索して
みたんだけど、そのときあんまり私にとってぴんとくるものが出てこなかったので(苦笑)、
結局ここでもリアリティより萌えを重視して適当に捏造しました…(´▽`;
(そもそも、ものを冷やして飲まないらしいのですが、私は冷たいって描写を入れたかったのよ(苦笑))


■「シウ、前髪がじゃまそうだから、とめてあげたいんだけど、あまってるピンある?」

(もともとは、一緒にケーキ食べる、くらいの話でしたが、いざ書いたら結局、
出会いでひとめ惚れだろ?とか、あのピンはキースがあげたんだろうなあとか、劇場版見て思ってたこと
ぜんぶ盛り込んでしまった(´▽`;


■ごめん!ぼく、なんだか順番まちがえた!

(もちろん、スムーズな展開にすることも出来たけど、ここまでわりと何事もなくきてるので、ちょっとくらいは
こういうことがあってもいいかなと(笑))


■あ、このシウの顔、かわいい。すごく。

(いわゆるキス待ち顔だもんね(笑)。だけど今はまだかわいいなと思うくらい。
あー、それが、かわいいな、だけですまなくなってくるのはいくつくらいなのかなー?わくわく(´▽`)


■シウはその鏡でじぶんを見たり、頭にちょっとさわってみたりして、それから、嬉しそうに笑って、
「ありがとう」
と、少しほっぺたを赤くしながら、言った。

(ここ、キースの髪にとまってたピンがないことを、シウが不自然に思わないのは変かなと思ったんですが
一本じゃ足りないのはシウ自身も髪をとめられているときに感じているだろうし、
キースの前髪は別にうっとおしく顔にかかったりはしてないし、ということでシウもそこらへんはわかってる
だろうということにしてます(苦笑))


■ぼくはテーブルの上に出したままにしていた辞書をひっぱりよせて、もういちど、『プレゼント』のところを
ひらいて、シウに見せた。そのピンは、シウにあげるよ、って。

(さすがに今もずっと同じものを使ってはいないと思いますが、壊れてもう髪をとめられなくなっても、きっと
シウはこのときのピンをずっと手元に置いて大事にしまってると思ってます(´▽`)


■だからぼくたちは、黙って歩いていた。
ときどきとなりのシウを見ると、シウもぼくを見てにこりと笑った。
シウがぼくを見ているのに気づいたら、ぼくもシウを見て、にこりと笑った。それだけで、とても楽しかった。

(だけど約十年後には激しく対立することになるんだよなー、と思いながら書いてました(´▽`;


他、

・キースの通ってる学校は男子校。
(実際にこんな子供のころから通える学校があるかはわからないけど(´▽`;

・作中、同じ言葉でもひらがなだったり漢字だったりするのは、わざとです。
本当なら統一したほうがいいんでしょうけど、そうするとひらがなばっかりになってしまったとき読みにくい
ので(´▽`;
(子供のモノローグなのでなんとなくひらがなは多めに、くらいで厳密には決めずにやりました)

・作中、キースはわりと本を読む子、ってつもりで、だから子供にしては難しい言い回しかな?と思うところ
でも、本を読んで知ってることにしちゃえー、と、そのままいっちゃってたりするんですけど、
けど参考資料によると、イギリスの男の子ってあんまり本を読まないらしいです。なんてこったヽ(;▽;)ノ

・作中、キースがやたらシウシウ言ってるのは、それだけキースがシウの名前を口にしたいのだということ
で(笑)

・イギリスについて私がわかっていることはほとんどなく、また知ってることがあってもそれをその通りに
書いてしまうとあんまり萌えない、という理由から、すごいニセモノなイギリスになっています(´▽`;

(もうほんと、学校制度とか、服とか気候とか食べるものとか飲むものとかぜんぜん知らない(苦笑)
宿題したりしてるけど、文房具とかももしかしたらこれぜんぜん違うかもしれないなあと思いながら書いて
ました(´▽`;

・キースが知らないので説明するシーンを入れられなかったのでここで。
サンドイッチケーキは、
小麦粉と砂糖と卵とバターを、1対1対1対1で混ぜた、いわゆるパウンドケーキみたいなケーキです。

バターと砂糖をすり混ぜて、そこに卵をちょっとずつ入れて混ぜ、小麦粉を入れて、丸い型二枚で焼き、
間にジャムをはさんで上から粉砂糖をふったもの。

(ちなみに、中に挟んだり上にのせるものは厳密に指定されてはいないようです。
番組中でも、中がクリームとジャムだったり、ラズベリーじゃないジャムだったり、上にマジパンのっけたり
しているケーキが映っていました)

卵を泡立てて作るスポンジケーキとは別のものですが、そこらへんの説明が作中でしっかりできなかった
ので今ここで。もしスポンジ系を思い浮かべさせていたら申し訳ありません(´▽`;

(13/06/01)

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