ユーカラ発祥の地・浜益
アイヌ民族の伝承文学・ユーカラ

アイヌ民族は文字を持っていないので、物語にリズムを加えて語り、後世に言い伝えていた。
この言い伝える方法をユーカラといい、金田一京助博士によって、ユーカラ発祥の地は浜益であると紹介された。

大陸からオホーツク文化をもたらしたモヨロ民族とアイヌ民族との戦争が勃発する。
アイヌ民族から「ポイヤウンペ」という英雄があらわれ、モヨロ民族を撃退する。
英雄ポイヤウンペが砦を構えたところがトミサンベツ(現在の毘砂別)と言われている。

ポイヤウンペは洞爺湖のオヤウカムイを征伐するために遠征するが、オヤウカムイに苦しめられ滝の神にかくまってもらう。
このことを知ったオヤウカムイはポイヤウンペと滝の神を攻撃し、滝の神は殺され、ポイヤウンペは全身に大火傷を負い、石狩に逃れ、命からがらトミサンベツへ戻った。


参考文献 浜益村史