| 我が家の車はカリーナ。平成3年製。
 平成14年春現在、走行距離は14万キロ。
 平成8年の夏に購入して以来、毎年約2万キロ走っている。
 ガソリン代は毎月2万円から3万円。
 大事に乗ってます。
 
 私のご主人は車使いが荒い。
 毎月2000キロも乗るな!
 前のご主人様は平成3年から平成8年まで2万キロしか乗ってないのに。
 まったく何を考えてるんだ。
 しかも全然私を洗ってくれない。
 最近もとても悔しい思いをしたんだ。
 
 車のセールスマンが私を見て家のチャイムを押したんだ。
 「ピンポーン」
 ご主人の妻「どなたですか?」
 セールスマン「○○ですが、お車の調子はどうですか?」
 ご主人の妻「主人じゃないとわかりません」
 セールスマン「そうですか…また来ます」
 
 家の前に私が停まっていると車のセールスマンがやってくる。
 「そろそろ買い換え時ではないですか?」
 「カリーナはもう14万キロ走ってるんですね?」
 「名刺置いておきます」
 「カタログ置かせてください」
 「御用の際にはぜひご連絡を!」
 御用って何なんだよ!
 
 ご主人様がいるときにセールスマンが来た。
 「ピンポーン」
 ご主人「どなたですか?」
 セールスマン「○○ですが、お車の調子はどうですか?」
 ご主人「絶好調ですが、何か?」
 セールスマン「よろしければ車のカタログを見てもらえますか?」
 ご主人「いいですよ」
 
 セールスマンは私を見ると目を輝かせる。
 別にかっこいいからではない。
 むしろその逆である。
 すかさず近づき、車種と距離数と車検を確認する。
 どうやらカモらしい。
 
 満を持してチャイムを鳴らすようだ。
 しかし我が家のご主人は車に興味がないようだ。
 車はセダンで4WDで走ればいいようである。
 どうやら20万キロを目指しているようだ。
 カモはネギをしょっていないようだ。
 セールスマン泣かせのカリーナのご主人様の話でした。
 
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